SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第78号(2022年6月号)
特集「現場に再現性をもたらす マーケターが知っておきたい手法&フレームワーク」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

定期誌『MarkeZine』巻頭インタビュー

店舗でのインスピレーションを大切に ファン起点のコミュニティ形成図る

 まるでおもちゃ箱のように、たくさんのカラフルな雑貨が並ぶ店内。一方向に決まっている順路を進むと、次々とアイテムが目に留まり、どれも手ごろな価格だけに気づけばカゴがいっぱいに――。単にモノを売るのではなく、顧客にインスピレーションを与えている「フライング タイガー コペンハーゲン」は、その唯一無二の存在感で多くのファンを捉えている。日本に上陸して6年目の現在、そのブランド哲学と「広告をしない」という本国の方針、コミュニティーマーケティングの取り組みを聞いた。

 ※本記事は、2017年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』22号に掲載したものです。

EU圏を中心に急成長2012年より日本展開

Zebra Japan 株式会社マーケティング部長 柘野 英樹(つげの・ひでき)氏
1997年にADKインターナショナルでメディア営業部、営業部を経て、2004年にアディダス ジャパンに入社。PR、ブランドマーケティング、リテールマーケティングを担当し、その後、スターバックスコーヒー ジャパンに転職。年間プロモーションの設計、実行から、商品本部コーヒーチームでは新商品のグローバルプロジェクトをリード。2014年Zebra Japanに入社。北欧デンマークの雑貨ストア「フライングタイガー コペンハーゲン」のマーケティング責任者として数々のプロモーションをリードしている。

――今回は、表参道の店舗内で取材をさせていただいています。いつ訪れてもカラフルでデザインの凝った雑貨がたくさんあって、目移りしてしまいますね。北欧で生まれたフライングタイガー コペンハーゲン(以下、フライングタイガー)は、日本では2012年より展開され、店舗オープン時の行列も話題になりました。まずは国内外の出店状況と、顧客層について教えてください。

 フライングタイガーは1995年にデンマークで誕生し、現在は世界30ヵ国、800店舗ほどを展開しています。日本では2012年、大阪のアメリカ村にアジア初出店として進出しました。翌年にこの表参道ストアをオープンし、関東、中部、関西に広島と福岡を加えた計23店舗を運営中です。

 私が所属しているZebra Japanは、AfternoonTeaやKIHACHIなど多数の衣食住ブランドを手がけるサザビーリーグと、本国で当ブランドを展開するZebra A/Sとの合弁会社です。表参道ストア出店時から、この形で運営しています。日本でも急展開したため、今まさに今後のさらなる発展を見据えて、店舗も仕組みもスクラップ&ビルドの改革中です。

 顧客は、日本だとおしゃれな北欧雑貨というイメージで広まったのもあって、20~30代の主婦や有職女性が中心です。デンマークだと日本ほどコンビニがないのでコンビニ感覚で、男女年齢とも幅広いですね。菓子やジュース、日用品も多く扱い、もっと生活に密着しています。

――元々の日本進出と、合弁会社の設立に至った経緯をうかがえますか?

 フライングタイガーは元々ファミリーカンパニーで、創業者のレナート・ライボシツが妻と一緒に始めた事業です。海外出店は最初のアイスランドのときから、レナートとブランド哲学を共有できた現地パートナーと対等に出資して進出するのが基本で、EU圏を中心に急激に発展しました。

 ただ、日本だけはレナートに特別な思い入れもあって、はじめは本国資本100%で進出しました。デンマークと日本は相性が良く、デンマークのデザインは自然からヒントを得ていますが、日本でも自然の一部に人間がいるといった思想がありますよね。感性が似ているところがあります。それに、日本はマーケティングやリテールビジネスが発達して知見が豊富なこともあって、今後の発展を考えて最初にEUを飛び出す先に日本が選ばれました。

この記事はプレミアム記事(有料)です。
個人向け購読はこちら 法人向け購読はこちら

定期誌『MarkeZine』購読者の方はこちらから電子版(誌面)を閲覧できます。

次のページ
日本市場をよく知るパートナーが必要

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
定期誌『MarkeZine』巻頭インタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長 1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、定期誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:59 https://markezine.jp/article/detail/27231

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング