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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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定期誌『MarkeZine』特集

ハーゲンダッツ流UGCマーケはファンの声起点で

 生活者の中で自然と話題になり、ネットやメディアで注目される状況を生み出す。ファンの自発的な情報発信により、UGC活用の好循環を生み出しているのがハーゲンダッツだ。2016年にSNS投稿で話題になった「ハーゲンハート」や「マカデミマニア」、そして2017年夏の「ハーゲンダッツ サマーリゾート」など、同社のUGC活用キャンペーンはいつも大きな話題を呼んでいる。画期的なUGC活用戦略について、マーケティング本部の續怜子氏に聞いた。

 ※本記事は、2017年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』22号に掲載したものです。

ハーゲンハートも仕組んだものではない

――ハーゲンダッツと言えば、新商品や食べ方について、SNS上でも話題になることが多いですね。UGCを活用したマーケティングも早い段階で考えられていたのでしょうか。

ハーゲンダッツ ジャパン株式会社マーケティング本部
コミュニケーショングループ 續 怜子(つづき・れいこ)氏

2013年にハーゲンダッツ ジャパン入社。SNS公式アカウント運用、メルマガ・ファンクラブ運営、Webプロモーション、ソーシャルリスリニングなどを経て、現在は、デジタルコミュニケーション戦略立案および遂行を担当。

 2013年に私がハーゲンダッツジャパンに入社し、SNS運用を担当しはじめた当時はUGC活用のことを考えていませんでした。公式アカウントを本格的に運用しはじめ、それからソーシャルリスニングツールを使ってフォロワーの方のリアクションを見ていくということをやっていきました。その中で、ファンの方が「蓋を開けたらハートが出てきた!」と写真つきで投稿しているのを度々目にしました。

 その流れに乗って展開したのが、「ハーゲンハート」キャンペーンでした。ハート型のアイスクリームのクレーターを「ハーゲンハート」として、見つけた方にハッシュタグ「#ハーゲンハート」をつけてTwitterへの投稿を促すというものでした。

――「ハーゲンハート」は2016年、大きく話題になりました。これも、キャンペーンのために考えたわけではなくユーザーの投稿から生まれた企画だったのですね。

 ちょうど当時、ニュース性のある新商品だけではなく、もっと定番商品にも目を向けてもらおうと考えていた時期ということもあり、企画しました。

 サイトに「幸せのハーゲンハート探し」というクレーターの形で運命を占うコンテンツも作りました。また、きれいなハート型に出会える確率を調査して公表するなどし、Twitterなどで大きく取り上げていただくことができました。

「幸せのハーゲンハート探し」ページ
「幸せのハーゲンハート探し」ページ
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この記事の著者

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/25 17:40 https://markezine.jp/article/detail/27236

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