メディアリサーチデータを提供するスイッチ・メディア・ラボは、関東1都6県の15歳以上の男女約1,200人を対象に、「テレビ視聴に関するアンケート」をインターネット調査で実施。今回は「テレビの録画視聴の実態」についてアンケート結果をレポートした。
「リアルタイム」「録画再生」の視聴時間、ともに土日が平日の倍に
自宅のテレビと録画機器の所有状況を尋ねたところ、 テレビの所有率は96%、平均所有台数は1.8台。録画機器の所有率は81%、平均所有台数は1.2台だった。
続いて、テレビの視聴時間の平均を尋ねたところ、放送時間どおりに見る「リアルタイム視聴」は一日あたり平日が54分、土日は1時間50分となった。
一方、録画した番組を好きな時間に視聴する「タイムシフト視聴」では、 一日あたり平日で20分、土日で44分という結果になった。
録画するジャンルTOP3は「ドラマ」「映画」「バラエティ」
普段、録画視聴すると回答した人に、よく録画するテレビ番組のジャンルを質問したところ、1位は「ドラマ」で63%、2位は「映画」で47%、3位は「バラエティ」で44%となった。
また、性年代でみると10代(15歳~19歳)男性では、「アニメ・特撮」が66%で最多だった。
録画した番組を放送日から「7日以内」に視聴する人は、75%
普段、録画視聴すると回答した人に、録画した番組を何日以内に視聴することが多いかたずねたところ、「当日」は4%、「1~2日以内」が25%、 「3~4日以内」22%で、 「7日以内」をあわせると75%となった。
8割が「放送時間帯に視聴できないから」録画
普段、録画視聴すると回答した人に、テレビ番組を録画して視聴する理由を探ったところ、1位は「放送時間に視聴できないから」で82%だった。以降、「都合のよい時間に視聴したいから」が51%、「同じ放送時間帯に視聴したい番組が複数重なっているから」が43%と続いた。
この他、「番組を保存しておきたいから」「CMを飛ばして視聴したいから」がそれぞれ約3割の回答、「繰り返し何度も視聴したいから」も14%あがっており、さまざまな理由からテレビの録画視聴(タイムシフト視聴)が普及していることがわかった。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査(外部インターネット調査会社に委託し実施)
調査対象者:関東1都6県
(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)の15歳以上男女
調査実施日:2016年9月14日(水)~2016年9月15日(木)
有効回答数:1,236サンプル
集計方法:人口構成比(平成22年国勢調査)に合うようウェイトバック集計を実施
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