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三菱UFJ銀行が「Agentforce for Financial Services」を導入

 セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、三菱UFJ銀行が、金融業界向けに特化した自律型AIエージェント「Agentforce for Financial Services」を導入したことを発表した。本事例は、日本で初めてのAgentforce for Financial Services事例となる。

 今回三菱UFJ銀行が導入したAgentforce for Financial Servicesは、Salesforceが6月に発表した「Agentforce 3」のひとつで、業種別の事前作成済みアクション(英語)を備えている。200種類以上の業界特化型Agentforceのアクションにより、導入企業はAIエージェントをスピーディーに活用でき、さまざまな業務を効率化することが可能になる。

 Agentforce for Financial Servicesは、金融業界におけるフロントオフィス業務の主要なタスクを自動化し、利用する金融機関はより付加価値の高い顧客エンゲージメントに時間を充てることができる。

背景と目的

 三菱UFJ銀行は、顧客データの一元化を図り、営業力の強化と顧客体験の向上を目的として、2025年4月より新しいCRMシステムとしてSalesforceのFinancial Services Cloud(FSC)を導入した。こうした取り組みをAIエージェントの活用によりさらに加速すべく、今回Agentforce for Financial Servicesの導入に至った。AgentforceはFSCにネイティブに統合されているため、過去の営業履歴や顧客データを活用し、金融業界のニーズに特化したAIエージェントの活用が可能であり、同行は、その即応性と親和性の高さを評価した。

Salesforceの支援と効果

 Agentforce for Financial Servicesの導入により、三菱UFJ銀行はデータの有効活用による提案品質の向上や業務効率の改善を図り、スピーディーで付加価値のある顧客体験の提供が可能になる。業務上の適用例として、面談前の顧客インサイト提示、面談中のフォロー、面談後の営業担当者向けフォローアップなど、営業担当者とAIエージェントの協働による業務の高度化を検討している。

 さらに同行は、FSC導入当初よりProfessional Serviceを活用し、アジャイル運営の促進や、AgentforceをはじめとするAI活用のユースケースの拡大を推進してきた。これにより、データに基づく付加価値の創出や業務生産性の向上、行員の新たな働き方の定着を支援している。加えて、Signature Support Planにより、同行のデジタルトランスフォーメーションを推進している。

三菱UFJ銀行 法人・ウェルスマネジメント企画部 システム企画グループ 上席調査役 武井優氏のコメント

 本年度より、FSCの導入によって、営業現場で必要な顧客情報に瞬時にアクセスできる体制を整備し、業務品質の向上に務めてまいりました。今回、Agentforce for Financial Servicesを導入することで、さらに一歩進んだ「営業支援」「顧客体験」の局面に入ると期待しています。今後、行内での活用範囲を段階的に拡大し、現場の営業力強化と顧客満足度のさらなる向上を目指してまいります。

Salesforce 専務執行役員 エンタープライズ事業統括 エンタープライズ公共・金融・地域SX営業統括本部 統括本部長 田村英則氏のコメント

 このたび、三菱UFJ銀行様に日本初となるAgentforce for Financial Servicesを選定いただいたことを、大変光栄に思います。金融業界におけるAI活用の重要性は日々高まっており、業務効率化を実現するための即時利用可能なAIエージェントは、こうした変革を推進する大きな原動力になると確信しています。Salesforceは今後も、最新のテクノロジーと専門チームによる支援を通じて、金融機関の変革と持続的成長を力強く支援してまいります。

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MarkeZine(マーケジン)
2025/08/06 10:00 https://markezine.jp/news/detail/52364

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