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図解でわかる! 共創型営業を実現するセールスイネーブルメント

[最終回]AIが営業を「70点化」する時代、200点の営業が顧客と実践する3つのこと

 営業組織を強化するための「仕組み」をつくる企業が増えてきています。一方で、その仕組みがなかなか大きな成果につながっていないと感じている組織も多いのではないでしょうか。本連載「図解でわかる!共創型営業を実現するセールスイネーブルメント」では、スタートアップ4社で10億円以上の受注実績を持つグロース請負人・鈴木純太(ジェイ)さんが、実際に活用している「営業モジュール」を紹介。成果につながるセールスイネーブルメントの手法を具体的に解説してきました。最終回となる今回のテーマは、AI時代の「営業均質化」の乗り越え方です。

「営業がAIを使いこなすこと」は顧客の価値になるか?

 この連載では、これまで一貫して「共創型営業」をテーマにしてきました。

 これまでの4回を通じて、「顧客との共創をいかに設計するか」を、商談設計・プロセス・会議運営のそれぞれの角度から見てきました。

第1回~第4回の振り返りはこちらから。今回の最終回から読むのもおすすめです!




 そして今、営業の現場には「AI」という大きな変化が訪れています。様々な業務がAIによって効率化されることで、多くの営業が「70点」のラインに立てるようになりました。

 しかし、ここでひとつ問いたいと思います。そうやって実現できた「70点」は、顧客にとって本当に価値があるものなのか。「AIを使いこなせる営業組織を目指すこと」=「顧客にとって価値ある営業組織になること」とは限りません。

70点の営業では、顧客の心を動かせない?

 あるSaaS企業の営業マネージャーから、こんな相談を受けました。「AIを導入してから、チーム全体の提案の質が上がった。でも、なぜか大型案件が取れなくなってきた」と。

 よく話を聞くと、チームの営業が全員、同じような提案資料を出すようになっていました。AIが生成した構成、AIが整えた言葉。たしかに「そつがない」。しかし顧客から見れば、どの営業と話しても同じ体験しか得られない。その企業は、知らぬ間に「均質な70点集団」になっていたのです。70点の提案だけでは、顧客の心を大きく動かすことはできません。

 セールスイネーブルメントの役割は営業力の底上げです。「型を整える」「マニュアルを作る」「ナレッジを共有する」。営業担当者ごとのばらつきを減らし、組織として一定の成果を出せるようにする。そしてAIは、この「底上げ」を一気に加速させます。

  一方で、ここに落とし穴があるのです。全員が同じように情報を整理し、同じように資料を作り、同じように提案できるようになるほど、顧客から見た営業体験は均質化していくからです。

 顧客が本当に求めているのはミスのない営業ではありません。「自分では気づけなかった課題を一緒に見つけ、自分だけでは描けなかった未来を一緒に設計してくれる存在」。「底上げ」を目指すセールスイネーブルメントにおいて、見落とされやすいポイントです。

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これから目指すべき「200点の営業」が顧客と実践する3つのこと

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この記事の著者

鈴木 純太(ジェイ)(スズキ ジュンタ)

株式会社OPUS 代表取締役。株式会社AppBroadCast(KDDIグループmedibaへ売却)で営業を牽引。その後、外資スタートアップやセールステックSaaSでのCSOなど、創業期のベンチャー・スタートアップを複数社経験し、2026年6月に株式会社OPUSを設立。音声プラットフォームVoicyにて「BUFF RADIO」を平日毎朝配信、VOICY OF THE YEAR 2024 ビジネス部門 約2,000チャンネル中 総合第23位。

日経クロストレンド記事:新規事業の「ひとり営業」、3つの成功法則 スタートアップ成長請負人が指南 Xアカウント:@junta_suzuki Voicyチャンネル:「BUFF RADIO(バフラジオ)/挑戦をデザインするラジオポートフォリオ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/07/03 07:00 https://markezine.jp/article/detail/77045

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