ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用して、「スマートフォン広告に関する調査」を実施した。
スマホユーザーに受け入れられやすい広告は?
スマートフォン上で最もストレスを感じない広告は、スマートフォン画面に対して、「広告面積が20%程度で画面下部に表示される広告」(29.7%)だった。ユーザーが見慣れている定番の広告は受け入れられやすい傾向にあるようだ。一方、最もストレスを感じる広告はスマートフォン画面をすべて占有する広告で、77.4%のユーザーがストレスを感じると回答した。
広告のミスクリックを誘導したアプリを削除するユーザーは約2割
スマートフォン広告を、自分の意思とは関係なくクリックした経験があるユーザーの20.3%は、クリック後に「クリックを誘導したアプリを削除」していることが明らかになった。また、意図しないクリックを誘導した広告に対して、66.7%が「ストレスを感じる」、58.1%が「不快感を覚える」と回答し、多くのユーザーが心理的負担を感じているようだ。
4割超がターゲティング広告で「企業の印象が悪くなる」と回答
ターゲティング広告によって何度も同じような広告が表示された場合、その広告の商材(企業)の印象が悪くなるかを聞いたところ、19.9%が「あてはまる」、25.1%が「ややあてはまる」と回答した。一般的には、有効と考えられる広告手法も、利用方法によっては、ユーザーに対して企業や商材にネガティブな印象を持たせてしまう可能性があることが明らかになった。
【調査概要】
調査期間:2014年6月20~23日
調査対象:Fastaskのモニタのうち、スマートフォンを利用している10代~60代の男女
回答者数:1,297名
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