セールストークのワザのひとつに「フレーミング」という手法がある。フレーミングとは絵などのフレームのからきている言葉で、どこを切り取るかによって相手が受ける印象が変わるというもの。価格を伝える際、「総額30万円です」というより、分割して「1日あたりコーヒー1杯分と同じ300円です」と言うほうがお客様の購買へのハードルは下がる。この手法ついて知っているという方も多いだろう。しかし、トップ営業スタッフはトークのほかに行動においても「時間フレーミング」を活用している。これは意外に知られていない。今日は時間フレーミングについて紹介させてほしい。
「フレーミング」は販売価格を身近なものに置き換えるテクニック
セールストークとして「1日のコーヒー1杯分の支払いでこの商品を手に入れることができます」というものがある。コーヒーの部分を「ランチ代」もしくは「飲み代」などに変えることもある。この戦略は販売価格を身近な商品に置き換えることで、消費者に次のような印象を与える。
- 「思っているほど高くはない」
- 「ランチ代くらいなら自分でも支払うことができるぞ」
- 「コーヒー代くらいプラスされても日々の支出に影響は少ない」
1日単位の支払金額で提示したり、身近で小額な商品に置き換えたりする。実際にイメージできる金額になったとたん「30万円はさすがに高いと思っていたけど、長い目でみればお得だ」と思ってもらう。このように金額を細分化してフレームに収めることで支払いが小額であることを意識させる。結果を出している人はこういったトークをよく使っている。あなたもすでに活用しているかもしれない。

トップ営業スタッフはトークだけではなく、普段の行動から、フレーミングを意識している。この「時間フレーミング」とは、時間の単位を変えて表現することにより、物事の捉え方を変えることを意味する。大きな期間でとらえるよりも、小さな時間の単位で考えたほうが、より具体的で身近に感じられるため行動力が高まるのだ。
早速具体例を紹介しよう。
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営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)
群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。
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