名刺アプリ「Eight」を提供するSansanは、同アプリを利用するビジネスパーソンの名刺データを分析し、「AI時代の肩書き調査」を発表した。
AI関連の所属・役職を持つ人材は5年間で約3倍に増加

名刺アプリ「Eight」を利用するビジネスパーソンの名刺データを基に、「AI」「AX」「機械学習」といったAI関連の名称を含む所属・役職を持つ「AI人材」の数を集計した。2021年7月31日時点で1,146人だったAI人材は2026年7月31日時点で3,479人にまで増加しており、2021年比では303.6%と5年間で約3倍に急増したことがわかった。特に2025年から2026年にかけては増加率が加速しており、AI人材が年々増加していることがうかがえる。

また、過去5年間(2021年8月1日から2026年7月31日)にAI関連の所属・役職に変わった人のうち、名刺情報から役職が判別できる人について、具体的に増加した役職を抽出した。その結果、AI関連の役職の中でも特に「AIエンジニア」や「AIコンサルタント」、「CAIO(Chief AI Officer:最高AI責任者)」などが急増していることが判明した。
AI人材に転身した人の約6割は社内異動、約4割は転職

過去5年間にAI関連の所属・役職に変わった人について、その経緯を集計したところ、「社内異動」によって変わった人が61.1%、「転職」によって変わった人が38.9%となった。AI人材の多くは、既存の社員が社内でスキルを転換して生まれている一方、外部からの人材獲得も一定の割合で進んでいることが読み取れる。
AI人材について、転身前の職種は「企画開発」や「営業」が上位に

社内異動によってAI人材に転身した人について、転身前の職種を見ると、「企画開発」が22.5%で最も多く、「営業」(17.8%)、「製造・エンジニア」(12.1%)が上位に挙がった。エンジニアなどの専門職に限らず、企画・営業といった職種からもAI人材への流入が見られる。
【調査概要】
調査方法:名刺アプリ「Eight」に登録された名刺データの分析
調査対象:Eightの利用者
分析対象期間:2021年7月31日〜2026年7月31日
- 「AI関連の所属・役職の保有者数の増加」は、2021年7月31日を起点に、1年ごとの時点比較に基づく
- 「過去5年間のAI関連の所属・役職への変更」は、2021年8月1日〜2026年7月31日に発生した変更イベントの集計に基づく
調査企画:Sansan
備考:
- 転職前の業種・職種は、名刺情報から判別可能な範囲で集計しているため、業種・職種でそれぞれ分析対象が異なる
- 分析対象となるEightのデータについては個人を匿名化し、利用規約で許諾を得ている範囲で使用している
- ユーザーが受け取った他者の名刺など、ユーザー本人以外の名刺は分析対象には含まない
- 所属または役職に「AI」(前方一致、生成AI、AI活用などを含む)または「AX」(前方一致、AX推進などを含む)を含む名刺を対象に集計。「FAX」「Tax」など無関係な語を含む名刺は除く
【関連記事】
・SALESCORE、リサーチから提案資料までを自動化する「商談準備AI」をリリース
・ナレッジワークAI商談記録が3大携帯キャリアと連携開始 通話内容をSalesforceへ自動入力
・ビズリーチ、生成AIでキャリア入社者の即戦力化を支援する「Onboard AI」を提供開始
