EC・小売事業者にとって、世の中の流行やトレンドを押さえておくことは重要です。今消費者は何に注目しているのか、どんなニーズを抱えているのか、ポイントがわかれば今後の商品開発や施策検討にも役立つでしょう。本連載では、株式会社ヴァリューズが有する国内250万人規模の消費者行動データから、トレンド分析ができるツール「Dockpit」 を用いて、消費者トレンドを探ります。第1回のテーマは「中国系格安EC」です。
次々と台頭する中国系格安EC 伸びが顕著なのはTemu
近年、目覚ましい拡大を続けている中国系格安EC。特に「Temu(ティームー)」「SHEIN(シーイン)」は、日本でも爆発的なトレンドになりました。
ではこれらのECは、実際にどのようなユーザーを集客しているのでしょうか。上記2サービスに「7sgood(セブンスグッド)」「AliExpress(アリエクスプレス)」を加え、集客動向やユーザーと親和性の高い商品カテゴリーを分析します。
今回調査したのは、Temu、SHEIN、7sgood、AliExpressの4サービスです。7sgoodはなじみのない方が多いかもしれませんが、「ショート動画×EC」という新たなコンセプトで、動画で商品のリアルな使い心地を紹介し、品質の見える化を行っているのが特徴です。
まずは、各サービスの公式サイト訪問者と公式アプリ利用者を合算したものを「ユーザー」と定義して、ユーザー数の推移を見てみましょう。
2023年頭はSHEINが首位、AliExpressがそれに続いていました。その状態から、Temuが2023年7月以降で急激な伸びを見せ、同年8月から他と大差をつけて首位をキープしています。SHEINもTemuほどの大きな動きは相対的に見られないものの、おおむね右肩上がりの傾向となっています。
一方で、7sgoodは2023年5月まで順調に増加を続けてAliExpressに近づいていたものの、それ以降はゆるやかに減少傾向にあります。
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及川 琴音(オイカワ コトネ)
株式会社ヴァリューズ 事業企画局 広報G アシスタントディレクター
2021年に大阪大学を卒業後、データアナリストを経て、現在は広報にて自社オウンドメディアのコンテンツマーケティングや広告設計・運用などを手掛ける。データ分析の経験を活かした自主調査も担当。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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