SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

Retail & Commerce Standard 2026 powered by MarkeZine & CommerceZine

しろうとEC〜「明日からEC頼むね」と言われた未経験者が、失敗を糧に最高のECをめざす〜

【新連載】「明日からEC頼むね」と言われたら?アルビオン榊原氏のEC導入失敗談に学ぶ、絶対条件

 店舗での対面販売を重んじてきたアルビオンで、営業一筋35年の榊原隆之氏が突如EC担当に。知識ゼロゆえに9桁の高額見積もりのシステムを契約・即解約するなど、数々の失敗を重ねながら立ち上げに挑んだ奮闘記をお届けします。第1回は、右も左もわからない「しろうと」が迷走の末に導き出した、システム選定で絶対にブレてはならない「2つの必須条件」と教訓を語ります。

はじめに:「明日からうちのEC、よろしく頼むね」

 はじめまして。株式会社アルビオンの榊原隆之です。1991年にアルビオンに入社して以来、全国の百貨店、化粧品専門店を回り、営業一筋でやってきました。化粧品カウンターでの商談、売り場づくり、お客様との対話。そんな日々を35年近く続けてきた私が、ある日突然、ECを担当することになりました。

 カートシステムの選び方も、SEOという言葉の意味も、CSVもわからない。完全な「しろうと」からのスタートです。この連載では、専門家のきれいごとではなく、現場で苦しんだからこそ見えた失敗の繰り返しと、座右の銘である「お客様最優先」をデジタルの上で体現するためのチャレンジをお届けします。突然EC担当に任命された方の、少しでも役に立つ教科書になればうれしいです。

「ECをやらない」と宣言してきた会社

 アルビオンは1956年3月2日、東京・銀座で生まれました。「世界一の高級化粧品メーカーになる」という夢を掲げ、社員十数名でスタートした会社です。私たちがずっと大切にしてきたのは、販売店舗での実感体験でした。お客様の肌に触れ、状態を確認し、その場で最適な一品を選ぶ。百貨店や化粧品専門店という、ブランドの世界観を直接伝えられる場所で生まれる体験の質にこだわってきました。

 ですから社内には長らく、「ECはやらない」という空気がありました。私自身もそれを当然だと思っていました。対面でなければ、アルビオンらしさは伝えられない。そう信じていた一人です。

次のページ
それでもECを始めることにした理由

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
この記事の著者

株式会社アルビオン 国際ブランド推進室 参事 榊原 隆之(サカキバラ タカユキ)

1991年入社以来 営業として全国の化粧品専門店、百貨店の営業を担当。現在はアナ スイ コスメティクス、ポール & ジョー ボーテの国内販売の責任者を経て現在はAX,DX推進。
2018年から同ブランドのブランドサイトの立ち上げから運営も担当し、コスメのみならずファッション、ファッション小物までも販売している。現場営業、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2026/10/15 07:30 https://markezine.jp/article/detail/77833

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング