船井総合研究所は、中堅・中小企業向け「統合型AIエージェント」構想の第1弾として、業務基盤システム「Zoho」とGoogle CloudのAIエージェント開発基盤「Gemini Enterprise Agent Platform」をつなぐ連携ツールを開発した。同ツールは、SFAやCRMを含む60種類以上のアプリを提供するクラウド型システム「Zoho」の業務データとGeminiを接続し、独自のデータを利用したAI活用を可能にするものである。同社はこれを土台に、コンサルティングノウハウを搭載した統合型AIエージェントプラットフォーム「PRIME」の関連サービスを順次展開していく。
今回のツール開発の背景には、大手企業でAI活用が進む一方、開発コストや専門人材の不足により中堅・中小企業との間で「AI格差」が広がりつつある現状がある。従来のシステム連携のみではユーザーが毎回詳細な指示を入力する必要があったが、「PRIME」では専門的な知見を付加することで「商談へのアプローチ方法」などを提示し、営業現場が直感的に次のアクションを得られる環境を目指す。
同社では2026年内に開発体制の拡充や実証実験を進め、8月には関連サービスのローンチを予定している。業務基盤とAIの統合によりコストを抑えたシームレスなインフラを提供し、中小企業が固有データを活用して業績向上やイノベーションを起こす環境の実現を図る考えだ。
