家電や日用品をECで購入することが当たり前となった昨今。その範囲は、生鮮品などの「ナマモノ」にも広がっている。ネットスーパー業界に参入したローソンは、コンビニエンスストアという巨大なインフラをフル活用し、独自のサービスを構築していた(※本記事は、2017年6月25日刊行の『季刊ECzine 2017年夏号』に掲載したものです)。
肉や魚、野菜といった生鮮品は、スーパーやデパートで購入することが日常であった。しかしECと物流システムが高度に発達したことにより、注文された商品を当日に届けることも可能となり、いわゆる「ネットスーパー」と呼ばれるサービスが次々に立ち上がった。
ローソン独自の食品などが一度に買えるのが魅力のローソンフレッシュ
言わずと知れたコンビニエンスストア大手のローソンも、そのプレイヤーの一角である。同社は、それまで運営していた週次の食品宅配サービスを母体として、2014年7月に本格的なネットスーパー「ローソンフレッシュ」を開始した。すでに多くの競合がひしめき合っていた同業界においてローソンは、コンビニエンスストア業で培った流通網や倉庫管理術をフル活用し、独自の強みを持たせることに挑戦し続けている。
週次の宅配を続ける中で感じたニーズ
街のスーパー並みの豊富な品揃えと手頃な価格で、日用品や生鮮食品を購入できるネットスーパー「ローソンフレッシュ」。成城石井、大地を守る会、らでぃっしゅぼ~やなどの有名ブランド商品も取り扱い、忙しい現代人にとって便利な買い物サービスとなっている。
そのローソンフレッシュの前身には、定期宅配サービス「スマートキッチン」というサービスがあった。基本的に、週に一度の宅配という事業形態であったスマートキッチンが、注文即配達のローソンフレッシュに生まれ変わったのはどのような経緯だったのだろうか。同サービスの立ち上げから参画していた、マーケティング本部ローソンフレッシュ事業部部長 吉田泰治さんにうかがった。
「スマートキッチンは、忙しいお母さんを応援するというコンセプトで始めたサービスで、基本的に毎週お届けすることが前提でした。しかしサービスのご提供を続けていく中で、これからはやはりお客様が欲しいときにすぐお届けできるサービスが求められているのではないかと感じ始めました。そこで、2014年7月に安心・安全で新鮮な商品をお届けするネット宅配サービス『ローソンフレッシュ』としてリニューアルしたのです」(吉田さん、以下同)
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渡邊 徹則(ワタナベ テツノリ)
株式会社Version7代表取締役。Web・コンテンツ制作、分析、マーケティングなどを手掛ける。
執筆業では、主にソーシャル、EC、海外サービス、メディアなどが専門。
会社概要 - seven@ver7.jp - Twitter/Facebook @brigate7※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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