EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。※本記事は、2019年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.09』に掲載したものです。
ヤフー、アフィサイトへ誘導する広告の掲載を禁止
ひとつめのトピックスは、ヤフーが5月8日に発表した『広告掲載基準「広告の有用性について」判断基準変更のお知らせ』だ。アフィリエイトサイトを含む成果報酬型のサイトであるとヤフーが判断したサイトについて、それに関連する広告は、ヤフーが提供するサービスおよび提携パートナーサイトで掲載不可になるというもの。
「なにか探しものをしている時、検索結果に表示される広告の中から公式サイトを見つけ出すのはなかなか難しくなっていますよね。クリック目的の情報が乏しいサイトなどにたどりつき、欲しい情報が得られず、結果購入につながらなかったとしたら、あまり良いユーザー体験とは言えません。広告主の視点でも、アフィリエイターに対してブランド名や商品名では広告を出さないよう依頼している場合もあると思いますが、徹底されないために広告で広告主がアフィリエイターと競合して不利益が出ているケースもあります。ヤフーが何をもってアフィリエイトサイトだと判断するのか、基準があいまいなところもありますが、アフィリエイト施策を行っているEC事業者の方にとって、少なからず影響があると思います」
5月8日時点での適応日は6月3日。本誌が刊行される頃には、6月のトラフィックや売上に影響が出ているかもしれない。
ふたつめのトピックもヤフーから。2月に、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に「動的ディスプレイ広告(Dynamic Ads for Display)」が登場。ユーザーの行動履歴からクリエイティブを自動生成して追いかける、いわゆる、リタゲ広告である。すでにCriteoとパートナーシップを組んでいたが、YDNの広告プロダクトとして登場した。
「まだ始まったばかりで、ヤフーの正規広告代理店しか出稿できませんが、いずれ広がっていくでしょう。Yahoo!ショッピングの広告がよく出ているのを見かけます。動的ディスプレイ広告の出稿にはデータフィードが欠かせません。毎回繰り返しになりますが、データフィードをやらない選択肢はない、とお伝えしたいと思います」
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