今回のおしゃれEC通信は、D2Cフラワーサービス「LIFFT」を運営する株式会社BOTANICの上甲友規さんにお話を聞きました。
およそ30年変化のない花業界を変えたい 上甲さんの思いとは

株式会社BOTANIC 代表取締役 上甲友規さん
一橋大学経済学部卒業後、メーカー、戦略コンサルティング会社を経て、2019年2月にBOTANICにジョイン。2020年6月より代表に就任
金子(ヤプリ) 最初にBOTANICについて教えてください。
上甲(BOTANIC) ひとことで言うと、「花屋」です。会社も小さな花屋からスタートしました。2014年の設立で、スタートアップというよりは、これまではスモールビジネスとして少しずつ大きくしてきた会社です。現在7年目で、ファウンダーの田中がひとりで花屋をやりつつ、装飾の仕事などもこなして従業員を徐々に増やしてきました。創業当初に設置した「ex. flower shop & laboratory 中目黒」は、一軒家の1階を間借りして店舗をオープンしたのですが、今年の2月から現在のブルーボトルコーヒー 中目黒カフェの3階に移転しています。
金子 なぜ花屋で起業をしようと思ったのですか?
上甲 これはファウンダーの田中の話にはなりますが、サラリーマンを辞めて、修行のため花屋に転職をしました。そこで感じたのは、業界としての労働環境の悪さや、将来の希望を持ちにくいという現状でした。彼も大学を卒業して、いわゆる一流企業に務めてからの転職だったので、とくに違和感があったのだと思います。子供のころの夢で「お花屋さんになりたい」ってありますよね? でも現状としては、優秀な人材がこの業界に身を投じるのをためらったり、希望をもって就職した人が途中で辞めてしまったりする業界なのです。
でも、花は商材としてはとても魅力的で、さまざまな機会で利用されていますし、結婚式など人生の大切な機会に使われる価値の高いものです。人生を豊かにしますし、都会に生きる人にとって自然を感じられるもの。とてもポテンシャルを秘めているものだと思います。業界の構造が抱える問題と、商材のポテンシャル。これをなんとか変えたいと思って起業をしています。
金子 上甲さんがBOTANICに参画したきっかけを教えてください。
上甲 実は、田中とは新卒時代の同期なんです。彼が花の業界に転職したこと、独立したことも都度聞いていました。3、4年前から相談を受けるようになり、会社が少しずつ大きくなっていく中でいろいろと意見を出したり、ディスカッションをしたりするようになりました。その過程で、私も彼が目指しているものに共感して参画を決めました。
私は出身が愛媛なのですが、両親の田舎が農家をしています。小さい頃から手伝っていたので、一次産業の衰退、農家の大変さや課題を子供の頃から身近に感じていて、いつかは一次産業にかかわりたいと思っていました。農業などはスタートアップなどが参入し、イノベーションが起こっていますが、花の業界はここ30年ほどまったく変わっていません。逆に言うと、まだまだ取り組めることがたくさんあるのでやりがいがあるし、おもしろいと思っています。
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金子 洋平(カネコ ヨウヘイ)
1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。
●Yappli:https://yapp.li/
●ブログ:<...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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