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日本通運、貨物自体の温度で庫内温度を維持する保冷輸送器材「プロテクトBOXサーマル」をテスト販売

 日本通運は、タイガー魔法瓶、岐阜プラスチック工業との協業により開発した高性能保冷輸送器材「プロテクトBOXサーマル」のテスト販売を2026年6月より開始した。2027年度の正式販売を予定している。

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 同器材は蓄冷材・蓄熱材を使用せず、貨物自体の温度を活用して庫内温度を維持できる点が特徴。これにより温度維持に必要な付帯資材や管理負荷を低減できるとしている。また輸送単位を「BOX」とすることで、保管温度の異なる冷凍・冷蔵・常温貨物を同一車両で混載輸送することが可能になり、車両手配の最適化や積載効率の向上、輸送コスト削減、CO2排出量削減につながるという。

 断熱性能の核となるのは、タイガー魔法瓶のステンレス密封真空断熱パネル「TIVIP」と、岐阜プラスチック工業のハニカムコア材「TECCELL」を組み合わせた「断熱ユニットパネル」。常温トラックでの輸送環境下で冷凍品・冷蔵品・常温品それぞれの温度維持性能を検証し、断熱性能と環境配慮型輸送ソリューションとしての有効性を確認したとしている。大阪・関西万博では、各パビリオンや飲食店向けの保冷貨物輸送にも活用された。

 対象となる業界は食品のほか、生花・園芸、精密機器・電子部品、化学品、医薬品・医療、美術品・文化財など幅広い。現在は台数が限られているため、生鮮食品や生花、温度管理が必要な工業製品を取り扱う事業者を中心にテスト販売を行い、輸送実績と検証データを蓄積した上で正式商品化を目指す。

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MarkeZine(マーケジン)
2026/06/19 07:00 https://markezine.jp/news/detail/76995

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