富士通は、小売業の店舗運営と経営判断を支援する4つのAIエージェントと、その実行基盤のトライアル環境の提供を開始した。ラインアップは売上構造分析、顧客ロイヤルティ分析、販売計画(MD計画)、店長支援の4種である。また、小売業7社との実証実験も順次始める。正式提供は2027年6月を予定し、他のAIエージェントも拡充していく。
4つのAIエージェントは、売上データや顧客データを十分に活用できていないという国内小売業の課題に対応する。流通・小売業向けの取り組み「Uvance for Retail」のもとで提供され、データ分析から売上拡大や利益改善につながる施策立案までを支援する。

売上構造分析AIエージェントは、売上を要素ごとに分解・可視化し、施策と効果予測を提示する。顧客ロイヤルティ分析AIエージェントは、顧客データから購買の動機や離反要因を可視化し、施策を示す。販売計画(MD計画)AIエージェントは、商品別・店舗別の販売計画の立案や在庫配分の提案に加え、販売開始後は在庫移動による欠品回避を支援する。店長支援AIエージェントは、売上データと商圏や天候、SNSなどの外部情報を分析し、品揃えや棚替えの提案を行う。

実行基盤は、データの蓄積・加工や権限管理などの共通機能を備え、データ分析や需要予測、業務の自動化などを支える。今後はAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」などを活用することでAIエージェントを拡充し、メーカーから卸、物流などの流通業全体のサプライチェーン最適化を図る。
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