NTTドコモの子会社であるDearOneとCARTA HOLDINGSのグループ会社であるfluctは、DearOneのリテール公式アプリアドネットワーク「ARUTANA」とfluctのアドプラットフォーム「fluctリテールアドマネージャー」のシステム連携を開始した。同連携ではARUTANAのSDK内にfluctの機能を内包し、ARUTANAを導入する小売企業はSDKをアップデートすると、自社広告枠の単独販売・運用とARUTANAの横断配信を両立できる。
国内リテールメディア市場では、複数の小売企業を横断するネットワーク型と、独自完結型への二極化が進んでいる。一方、自社単独で運用型広告を販売・グロースできる企業は一部に限られ、広告枠の消化率(フィルレート)の確保やシステム運用の煩雑さが課題である。横断ネットワークに参加しつつ、独自の広告枠販売や価格調整を行いたい小売企業のニーズも高まっている。
fluctは小売企業が自社で広告枠を販売・運用するためのSSP・アドサーバー機能を、ARUTANAを導入する50以上の公式アプリに提供する。DearOneはSDK展開や案件獲得・配信による収益還元を担い、フィルレート向上を図る。小売企業は自社手売り(マネージド)運用と全自動(セルフサーブ)運用を組み合わせ、空き枠を横断配信や外部DSPによって自動で充填できる。
両社は今後、既存の導入アプリのSDKアップデートを進め、小売企業と広告主へのソリューション提供を強化する方針だ。
【関連記事】
・「majicaアプリ」、DearOneのリテールメディアプラットフォーム「ARUTANA」に参画
・USEN MEDIA PROMOTIONとDearOneが提携、リテールメディア基盤を共同開発
・伊藤忠と電通グループが戦略的提携、電通総研をTOB リテールメディアとITサービスで協業
・リテールメディアプラットフォーム「ARUTANA」に「サンドラッググループ公式アプリ」が参画
・GDO、「Criteoリテールメディア・プラットフォーム」を導入 ユーザー体験と広告収益化を両立
