セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、パーソナルAIエージェント「Slackbot」がSalesforce内のデータ、Tableau、Data 360と直接つながり、Slack上だけで顧客情報の確認・商談更新・データ分析を完結できる新たなMCPサーバー群の提供を開始した。追加のログインやブラウザーのタブ切り替えは不要であり、AI連携規格「Model Context Protocol(以下、MCP)」により各種ビジネス自動化ワークフローとも直接接続される。

これにより、営業担当者やサービス担当者は、商談レコードや専用ポータルを別途開くことなく、Slackbotとの会話を通じて次の実務をSlack上で完結できるようになる。
- 商談の更新・確認とケースの引き継ぎ:商談レコードの閲覧や更新、サポートケースの担当者への引き継ぎに対応し、企業独自の入力規則やアクセス権限、自動化プロセスも自動で認識・遵守する。
- データとインサイトの取得:Tableauのリアルタイム分析結果やData 360の統合顧客プロファイルをSlack上に表示する。
- 他社アプリとの連携:AtlassianやBoxなどの対応アプリを横断したワークフローを実行する。
これらのやり取りは共有Slackチャンネル上で可視化され、チーム全体での共同作業が可能になる。操作時にはユーザーの認証を求める設計(ヒューマンインザループ)を採用しており、AIによる意図しない自動更新を防ぐ。また、既存のSlackとSalesforceの接続を利用した自動認証に対応しているため、管理者は追加の開発なしで一元管理できる。
なお、「Slackbot MCP Client」およびEnterprise Edition以上のSalesforceユーザーを対象としたMCPサーバーは、日本での一般提供を開始している。
