注目を集める越境ECを目指す事業者の方向けに、英語サイトでのCVRを高めるために必要な「ネイティブに伝わる英語」を紹介する本連載。今回は、日本在住30年以上になる著者が、日本のECサイトでよく見かける、「惜しい英語」をピックアップ。よりネイティブが安心して利用できる英語表現を伝授します!
English is available. はちょっとヘン? 正しい表現とは
私も日本の工芸品や日本製品の家具などが大好きで、よくネットで買い物をしています。英語があるページは、もちろん英語に切り替えてショッピングしていますが、サイトの中には「通じるけどちょっと不自然」、「まったく意味がわからない」といった文があるので、そういう場合は日本語ページに切り替え、結局はずっと日本語ページで買い物する、ということがほとんどです。
私は幸運なことに日本語でも読むことができるのでとくに問題ないのですが、まったく日本語がわからない人には、やはり英語を頼りにするしかありません。
せっかくのよい日本の製品を、世界中の人たちが手に入れられないのはもったいないなぁと、いつも思います。完璧でなくてもいいので、最低限通じる文章を書きたいものですね。今回はトップページなどで見かける「ちょっと不自然な英語」を例に、「こうすればより伝わりますよ」、という英文をご紹介していきます。
まず、肝心な「英語対応可」という英語ですが、よく見かけるのが以下の表現です。
English is available.
一見まったく問題なさそうですが、感覚的にネイティブには 「英語が手配できる」というニュアンスに聞こえます。ここは、
English is okay.
が自然な言い方になります。
あまり英語が得意でない場合は、「より伝わりやすくシンプルな表現の方が伝わりやすい」ので、難しく考えず、シンプルな表現を使うことをオススメします。実際にアメリカなどのサイトを見てみると、意外とあっさりとした表現を使っていることがわかると思います。
その他にも、実際に見たECサイトの英語表現で、「こうした方がより自然」と思われるものを下記にピックアップします(△は不自然、◯より自然で表記)。
「配送料」
△About shipping costs
◯Shipping costs
※このように、シンプルに表現するほうが伝わりやすくなります。
「当店について」
△About Us You can see from here.
◯About us
※大手企業やBtoBの企業でも、シンプルに表現するのが通例です。
「ご質問はこちらから」
△Please enter your inquiries here. → ご要望はここに入ってください。
◯Please send your questions here. → ご質問はこちらから。
※上の文だと「ご要望はここに入ってください」というニュアンスになってしまいます。なんとなく伝わりますが、やや不自然です。
「アクセス方法」
△Please access us here. → ここで私たちにアクセス(接続)してください。
◯Location → 場所(アクセス方法)
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デイビッド・セイン(David Thayne)
アメリカ出身。累計400万部以上の著作を刊行する英語本のベストセラー著者。日本で30年近く英語を教えており、これまで教えてきた生徒数は数万人に及ぶ。翻訳、英語書籍・教材制作などを行うクリエーター集団「エートゥーゼット」の代表。著作に『「ごちそうさま」を英語で言えますか?』(アスコム)などがある。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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