運営堂の森野さんがこだま(ときどきひかり)の車内で読んだ本を紹介する連載。今回は『チャレンジャー・セールス・モデル』です。チャレンジャーと聞くと業界下位の企業が逆転する内容を想像しますが、そうではなくて結果を出す営業パーソンの育成について書かれた本。森野さんの原稿も、チャレンジングです。
とにかく読みやすくて、わかりやすいのが素晴らしい
SalesZine担当の方から次回はこの本にしましょう!と紹介されたのが『チャレンジャー・セールス・モデル』(海と月社)。また洋書かよ……と重い気持ちでモチベーションも上がらぬまま読み始めたのですが、読んでみるとまったくそんなことはなくとっても読みやすかったのです。担当者さんスミマセン……。
というわけで、今回は紹介方法にふたつの工夫をしてみました。ひとつめは文章を詳しく読まなくてもわかるように、要点だけをまとめたスライド(?)を追加しました。ふたつめはマインドマップに全体の要約を入れてみました。本を読むのも時間がかかるし、さらに書評を読むのも時間がかかるという方はスライドとマインドマップだけを読んでみてください。

読みやすいのは序文のまとめが最高、翻訳が日本語になっている、構造がわかりやすいという3点につきます。特に序文は優秀です。洋書の場合、序文は詩的なことがうだうだと書かれていることが多いのですが、この書籍では端的に前提・書籍の内容がまとまっています。先の見えない300ページを読むのではなくて、7割がた理解して読む300ページでは理解も早さも大きく変わってきますよね。

翻訳に関しても日常的に会話しているかのような文章なので、変に頭を使うことなくすっと理解できます。たとえばこんな文章です。
うちのお客様は関係構築タイプの販売員にぞっこんです。ときには何年もかけて、自分たちとの関係づくりに一生懸命努力してくれたわけですから。わが社のビジネスにも大きな効果があったと思います
「うちのお客様」「ぞっこん」「わが社」。こういった言葉は日本語の本にはよく出てくるものの洋書の翻訳にはあまり出てこなかったものです。でも、それが普通に出てきます。原文を理解して、ビジネスも理解しているからこそ書けるものかなと思います。とりあえず、三木さんが翻訳した本は読んでみようと思えるほど素晴らしい内容です。
もうひとつは構造。FreeMindを使ってまとめましたのでご覧ください。

- 序章には、いままでのこと、営業に起こった3つの躍進と4つめの躍進、その4つめの詳細と実践
- 第1章に序章の細かい説明
- 第2章に4つめの大躍進=チャレンジャーの発見とその特性
- 第3章にチャレンジャーを育成するための原則
- 第4,5,6,7章にはその実践方法
- 第8章には管理職がどう育成するのか
- 第9章は経営層などに向けてFAQ的に
となっています。
見出し構造がしっかりしていて、それぞれの内容もそこだけについて書かれています。余計なことがなくスッキリしていますので、個人的にはSEOにも最適な構造だなと思ってしまうわけです(笑)。
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森野 誠之(モリノ セイジ)
運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジシ...
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