この連載では、何とも使いづらいGoogle アナリティクスの使いかたを、ECサイト運営者向けにわかりやすく説明していきます。
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正確な判断は正確なデータから
前回の記事では、アクセス解析もコストがかかるということを書きました。今回と次回は、Google アナリティクスを可能な限り効率的に使うための準備について説明します。
Google アナリティクスを導入するとすぐに数字が表示されますので、それが正しいと思ってしまう人は多いはずです。しかし、設定しないと使えない機能も多くありますし、間違って設定すると誤った判断をして売上を落とす可能性もあります。
皆さんが日頃見ている天気予報は、多くのデータを正確に計測して集計しているので信頼性があります。もし、これが経験を積んだ人が空を見て判断していただけだとしたらどうでしょうか? 当たるような気がしますが、布団を干して出掛けるのには勇気がいりますよね。
このように正確な判断は正確な計測から生まれますので、ちょっと面倒ですがここには時間をかけてください。1回きりなので継続コストも発生しませんから。
ECサイトなんだから売上から見る
Google アナリティクスってどこを見るの?何を見るの?なんて考える前に、まずは売り上げを見ましょう。売るためにECサイトをやっているんですからね。
「いやいや、売上はシステムでわかるからいらないよ~」と言ってはいけません。
Google アナリティクスを使うとどのキーワードで来た人がいくらぐらい買ったのかがわかりますし、パソコンなのかスマホなのかタブレットなのかもわかりますし、何時ぐらいに売れたのかなどがわかります。
しかも設定をすれば、火曜日の20時ごろに名古屋の35~44歳の男性がパソコンで「ゴルゴ13 大人買い」と検索して全巻まとめて買った、というようなこともわかってしまいます。スゴイですよね。
また、「ECまんじゅう」という売れ筋の饅頭を例にして考えてみると、「ECまんじゅう」で訪問したユーザーが購入した時と、「まんじゅう うまい」で訪問したユーザーが購入した時とでは購入に至るまで経路が違いますよね。
前者の比率が高い場合は、商品が認知されていますので関連商品を販売したり、ギフト用などの商品を置くことでさらに売上が上がる可能性があります。後者の比率が高い場合は、SEOやリスティング広告が効果を発揮していることがわかりますので、ここで獲得した新規顧客をいかにしてリピータになってもらうかを考えていかないといけません。
このように売上という数字が人の行動に紐づくので、お客さんの顔が見えないECサイトではGoogle アナリティクスはとても重宝します。
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森野 誠之(モリノ セイジ)
運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジシ...
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