EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。※本記事は、2018年12月25日刊行の『季刊ECzine vol.07』に掲載したものです。
ITP2.0リリース トラッキング目的は即削除
1年前の『季刊ECzine 3号』に掲載した定点観測で、iOS11に搭載された機能であるIntelligent Tracking Prevention (ITP)について解説してくれた田中さん。ITPは、ウェブサイトを閲覧する際のプライバシー保護と利便性のバランスをとるため、トラッキングを目的としたCookieの利用に制限をかける機能であるため、広告の効果測定とリターゲティング広告の配信に影響する。関連ツールベンダーは計測仕様の変更やデバイス推定技術などを用いて影響を最低限におさえる試みを発表したが、ITPによる売上減が記された業績発表もあった。そのITPの新バージョン2.0が、9月にリリースされたiOS12に搭載されたのである。
「これまでは、24時間以内であれば計測できたのですが、ITP2.0からは、トラッキング目的のCookieは即座に削除されるようになりました。昨年の段階でITPに対応していれば問題ないのですが、未対応の場合は広告効果測定がますます難しくなっています」
OSアップデートについては不具合を懸念して見送るユーザーも少なくないが、Apple社の発表では「ユーザーの操作により素早く機敏に反応するよう」改良したとのこと。カメラの起動については70%も高速化したとのことで、ユーザーメリットも大きい。
「速くなると言われると、iOS11へのアップデートを見送ったユーザーも、いきなり12にアップデートするかもしれないですよね。個人的には2018年内にiOSを搭載する7〜8割の端末にiOS12が入るのではと見ています。おそらく今後も、ITPバージョンアップは続くでしょう。未対応のツールでは、広告効果測定の取りこぼしが起きるなど、対応ツールと明らかな差が出てくると考えられます」
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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
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