EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。ヤプリの金子さんに、アプリについて聞きました。※本記事は、2019年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.08』に掲載したものです。
アプリDLに予算を フルに活用する重要チャネルに
ヤプリは1月29日、ウェブ・アプリのマーケティングプラットフォーム「Repro」との連携を発表。アプリマーケティング強化支援サービス「Yappli De Repro」の提供を開始した。昨年12月にアプリをリニューアルした、オットージャパンが運営するファッション通販アプリ「FABIA」に導入されている。
Reproは、アプリの成長支援ツールを2015年4月にリリース。グローバルで6,000以上(2018年11月時点)のサービスに導入されている。具体的には、アプリ所持ユーザーの属性や行動情報を分析機能で可視化。それらのデータをもとに、プッシュ通知やアプリ内メッセージ、広告へのデータ活用などのマーケティング施策の実行につなげている。
「たとえば、1週間前にECアプリをダウンロードしたが、その後アプリを使っていないユーザー群に対し、『アプリ経由で商品を購入すると割引をする』といったメールマーケティングで行われているようなシナリオ施策をプッシュ通知で配信することや、アプリで商品をお気に入りに入れている30代後半の男性のみをターゲティングして、そのユーザーがウェブサイトに再訪してきたときに状況に合わせたポップアップメッセージを表示させる、といった施策を行うことができます」
さらにReproでは、アプリから離脱してしまいそうなユーザー群をAIが予測・抽出する機能『Smart Audience』の「チャーン予測」も備えている。両者が連携することで、アプリ制作から新規ユーザー獲得、その後のマーケティング施策までを一気通貫で提供しようという試みだ。
「ヤプリのユーザー企業様の中にも、かなり初期段階から予算を投資して、アプリダウンロードを促進していこうという企業が増えてきています。実店舗から始まった企業が数年前から『ECにも人も予算も割いて、しっかりやっていこう』と変わったタイミングがあったと思うのですが、それが今、アプリでも起こっているようなイメージです。アプリに取り組む姿勢が変わったなと感じています」
自社アプリを作ること自体が挑戦だった時代から、アプリがひとつの当たり前にあるチャネルになり、いかに活用していくかという段階に変わってきている。作って終わりでなく活用へ。片手間ではとてもやりきれないからプロの力やツールを借りる。そのニーズを反映したのが、「Yappli De Repro」というわけだ。
なお、ヤプリは1月にGMO TECHから「GMOアップカプセルPRO(アプリ作成プラットフォーム)」事業および「GMOアップカプセル(アプリ制作CMS)」事業の一部を譲受すると発表している。リアル店舗への集客を目的とした店舗オリジナルのO2Oアプリを簡単に作成できるサービスである両サービスを、2019年3月からはヤプリが担うこととなる。なお、2018年7月実績で現在両サービス合計4,000超の店舗・施設に導入されており、アプリの累計ダウンロード数は500万ダウンロードを突破している。
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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
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