EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。ヤプリの金子さんに、アプリについて聞きました。※本記事は、2019年9月25日刊行の『季刊ECzine vol.10』に掲載したものです。
BtoBビジネス支援に本腰 BtoB ECへの応用も
6月17日に総額30億円の資金調達を行ったヤプリ。今回調達した資金は、主にプロダクト開発と人材の採用、マーケティング活動への投資に充てるという。その第一歩として取り組んでいるのが、BtoBビジネス支援プラットフォーム「Yappli for biz」の開発だ。
働き方改革にともなうデジタルトランスフォーメーションの流れを受け、社内のマニュアルや公開範囲を特定の取引先に限定したコンテンツをアプリ化できるというもの。ベースとなる機能はこれまで提供してきたものと大きく変わらないが、今後はBtoBに特化した機能の開発も進めていく予定だ。そもそも、なぜBtoB向けのサービスを提供することになったのか。
「6年ほどヤプリの営業を行う中でお客様からいただいた、『社内用の冊子制作が手間』『動画コンテンツの公開範囲を限定したい』といった声がきっかけでした。スマホが当たり前になった今、業務で使うプラットフォームとしてアプリを選択する企業が増えているのは事実です。ビジネスパーソンがプライベートの端末を業務中に使える時間も増えているので、そこにアプリを入れてもらえばどこでも手軽にアクセスできます」
紙のマニュアルでは難しいとされる保管や完成後の修正がアプリの場合は手軽に行えるほか、AppleやGoogleのアプリストアを通したアプリの限定配信やアプリのログイン認証機能によって、高いセキュリティのもとコンテンツを配布することができる。ログイン後に卸価格が表示されたり購入履歴を遡ったりできるため、一般公開されていないBtoBのECにも「Yappli for biz」は有効だ。ヤプリは2019年下半期、この「Yappli for biz」で新たな市場開拓にチャレンジする。
市場の開拓にともない、これまでほとんど行っていなかった代理店経由の販売にも力を入れていくと金子さんは話す。6月に福岡オフィスを開設するなど国内拠点は増えているものの、より広い範囲を迅速にカバーするためにも代理販売の仕組みが必要との考えだ。すでに代理店向けのセミナーを開くなど、着々と仕組み化が進められている。
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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
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