身のまわりのあらゆる取引がデジタル化する中、企業間取引のEC化が注目を集めています。ジェーエムエーシステムズの加納信太郎さんが、BtoB ECで成功するための心得を伝授するこの連載、第1回では「攻めの姿勢」を持つことの重要性をお伝えしました。それは、BtoB EC化をきちんと「事業」としてとらえ、キーマンが検討に参加すること、ECサイトを作ることをゴールにせず、サイト構築後の展開を考えるということです。言葉にすると容易に感じられますが、実行するとなるとなかなか難しいようです。第2回では、実行するにあたり、どのようなステップを踏むべきか、何を行い、どんな成果を得ることができるのかをご紹介します。
前回の記事では、BtoB ECを進めていくための課題をお伝えするとともに、「攻めの姿勢」を持つことが重要と説明しました。 今回は、その「攻めの姿勢」を持つためにどのようなことをすれば良いのか解説します。
BtoB ECの進めかたを話す前に
そもそも、なぜ当社がこのような話をするのか疑問をお持ちの方に向け、当社によく寄せられるBtoB ECサイトのご相談内容について、触れておきます。
当社へご相談に来る企業は、「どのようなECサイトが欲しいのか」というイメージをきちんとお持ちである場合がほとんどです。しかし、それは担当者のみの目線であったり、あくまで理想像であって現実的なものではなかったり、ECサイト化のメリットを活かしきれていないものであったりもします。
こういった齟齬の多くは、検討不足や社内での情報共有不足、あるいは過度な検討が要因となっています。これから作りたいBtoB ECサイトや運用に対して、「このまま進めて良いのか?」という迷いがあったり、「なんとなく物足りない感じなんだよね」といった状況、もしくは「今後に漠然とした不安があるんだけど……」と課題が明確でない状態に陥ってしまっていることがほとんどです。
当社では、このような状態から脱するためにも、「攻めの姿勢」を意識した企画・検討活動を実施いただくようにお願いしています。いきなりECサイト構築の仕方を考えるのではなく、まずは「攻めの姿勢」を持つためのフェーズを設ける、といったイメージです。
当社はこのフェーズの支援も行っており、これを「課題の見える化フェーズ」と呼んでいます。このフェーズでは、企業の方々に「攻めの姿勢」を持っていただくことを意識して、支援を進めています。今回は、その進めかたの概要をご紹介します。あくまで概要ではありますが、皆様の施策検討の一助になれば幸いです。
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- この記事の著者
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株式会社ジェーエムエーシステムズ 加納 信太郎(カブシキガイシャジェーエムエーシステムズ カノウシンタロウ)
ECソリューション部 部長
1999年にジェーエムエーシステムズに入社。金融機関の与信、DWHなどの構築に従事。流通・EC担当として多数のECシステム構築などを経て、2019年4月にECをトータルで支援するサービス「2nd STEP」をリリース。ECサイト構築だけでなく、顧客の業務課題への解決策を提案するコンサルティングや売上拡大のためのウェブマーケティングなどの支援も行っている。※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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