今、顧客とサービスの接点強化をアプリに求める企業が増えている。多くの企業が販売活動を模索する中で、アプリ活用を進める企業はどのような狙いを持っているのだろうか。2021年6月9日開催の「ECzine Day 2021 Summer」において、株式会社ヤプリ マーケティング本部 PR&オフラインマーケティング部 和田理美氏が「お客様に愛されEC売上をUPさせるためのアプリ活用 ~プチプラファッションや人気スイーツ事例に学ぶ~」と題した講演で、企業のアプリ活用や導入・運用を上手に行うコツを紹介した。
日本国内売上トップ企業の半数以上が活用するアプリ その目的と効果は?

小売の実店舗やショールームを訪れた際、企業・ブランドが独自に配信するスマートフォンアプリのダウンロードを促されるケースは増加傾向にある。実際にアプリストアを見ても、さまざまな企業がブランドやサービスの専用アプリを提供していることがうかがえるはずだ。
「Yappli」は、こうしたアプリを誰でもプログラミングなしに導入・活用できるノーコードアプリプラットフォームである。社内にエンジニアがいない企業でもアプリ運用ができるような機能を兼ね備え、機能アップデートは大小合わせて年間200回以上、すでに500社以上が導入している。
和田氏は、冒頭で「なぜ企業はアプリ活用をするのだと思いますか?」と視聴者に問いかけ、導入企業のインタビュー動画を流した。昭和8年に創業し、「くりーむパン」を主力商品とする八天堂は「ファンを増やしていきたい・ファン作りをしたいという想いがあり、八天堂のアプリがずっとスマートフォンの中にあるような生活をイメージした」、ライフスタイルブランドを展開するサザビーリーグは「アプリの中にあらゆる情報が集約できる点にメリットを感じた」と導入の理由を語る。
スポーツアスレチックブランド「アンダーアーマー」の日本展開など、アスリートに向けたプロダクト事業を行うドームは、「明確にタッチポイントが足りていないという課題があり、お客様を知るということも足りていなかった。お客様の手元のもっとも近くにあるアプリをどうしても入れたいと思った」と述べた。こうした生の声を踏まえ、和田氏は「スキルが必要なくアプリの準備が容易にできる」「お客様やスタッフから高評価を得ることができる」「オンライン・オフラインのハブとしてアプリが役立つ」といったYappli活用の利点を取り上げた上で、このように語った。
「日本国内の売上トップ100の企業がどのくらいアプリを導入しているのか調べたところ、50%以上、つまり2社に1社アプリを導入していることがわかりました」(和田氏)
なぜ、そこまで多くの企業がアプリ活用に舵を切っているのだろうか。アプリ導入の目的と効果について、和田氏は次の3つのポイントを挙げた。
- 接触頻度(訪問数)を上げる
- 快適な動作
- 即時性
いずれもウェブに比べてプラスの効果をもたらしている項目であり、アプリ活用による接触頻度(訪問数)は4倍、快適な動作により滞在時間は3倍、即時性についてはメルマガ配信と比べて開封率が3~5倍と情報伝達の精度が上がっていることからも効果がうかがえる。では、Yappli利用企業はこうした特徴を踏まえ、どのように機能を活用しているのだろうか。
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奥野 大児(オクノ ダイジ)
1971年生まれのライター・ブロガー。20年ほど企業内でデータベースエンジニアや社内SEを経験してからフリーに。
執筆ジャンルは、IT・ガジェット・歴史・ドラマ・グルメ・将棋・旅など。ブロガーを活用したPR施策も受け付けています。●Blog:https://www.odaiji.com/blog/
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