2024年に現役を引退し、2025年からザスパ群馬の代表取締役社長 兼 GMに就任した細貝萌氏。苦境のJ3を戦うザスパ群馬は今、ベイシアグループの一員として大きな変革期を迎えています。クラブ経営を支える「パートナー収入、グッズ、チケット」の3本の柱をどう伸ばすのか。人気マスコット「ザスパンダ」や選手に関連したグッズの戦略や、グループの強大なネットワークを活かしたEC・マーケティングの裏側に、ザスパ群馬の広告制作・運用をサポートするKOTONAのマーケティング本部長である伊勢正基氏が迫ります。
ベイシアグループ加入で変わる、ザスパ群馬の成長戦略
伊勢 本日はよろしくお願いいたします。まずは、2025年から新体制となったザスパ群馬の特徴と、現在の経営戦略についてお聞かせください。
細貝 私は2024年にプロサッカー選手を引退し、2025年からこの立場で仕事をしていますが、ザスパ群馬は今まさに大きな転換点にあります。最大の変化は、2024年5月末にベイシアグループの一員となったことです。ベイシアやカインズ、ワークマンといった強力なグループネットワークを活用させていただくことは、今のザスパ群馬にとって非常に重要です。
伊勢 経営において、具体的にどのような指標を重視されているのでしょうか。
細貝 スポーツクラブ経営の基本である「パートナー(スポンサー)収入」「グッズ」「チケット」という3本の柱を、いかに底上げするかに注力しています。2024年にJ2からJ3に降格してしまい、非常に難しい時間を過ごしていますが、だからこそスピード感を持って成長していかなければなりません。今はベイシアグループの知見を借り、経営基盤を整えながら拡大を目指している段階です。
リブランディングと新マスコット「ザスパンダ」がグッズ売上の起爆剤に
伊勢 3本の柱の一つである「グッズ」において、最近特に注力されていることは何でしょうか。
細貝 2024シーズン、新たなマスコットとして「ザスパンダ」が誕生しました。これは単にキャラクターを増やしただけでなく、クラブのリブランディングの流れを汲んだものです。他のクラブでもロゴやエンブレムを今の時代に合ったものに変更する中で、我々もその流れに乗って変革を行いました。
このリブランディングしたロゴに関連したグッズやザスパンダのグッズを中心に、グッズ企画や販売を行いました。

伊勢 反響はいかがでしたか。
細貝 非常に良かったです。2024シーズンの売上を牽引する重要な柱となりました。ザスパンダは特に子供たちに人気がありますが、意外にも高い年齢層の方々からも「かわいい」と言って手に取っていただけるケースが多いんです。キャラクターを通じて、幅広い世代へアプローチできる可能性を実感しています。
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