ワールドとTSIホールディングスは10月14日、共同株式移転により共同持株会社「インフィニティ・ユナイテッド」を設立して経営統合することで合意し、経営統合契約を締結したと発表した。持株会社の設立と新規上場は2027年3月1日の予定で、実施には両社の株主総会および関係当局の承認などを得ることが前提となる。
両社は、国内ファッション市場でブランドの供給過剰が10年以上続き、店舗やECサイト、物流、在庫などの重複が産業コストを押し上げているとの認識を共有していた。両社のブランドポートフォリオは顧客層、販路、商材・価格などでほとんど重複せず、TSIグループのストリートやアメカジへ広がるブランド創造力と、ワールドグループの外販実績のあるプラットフォームやサーキュラーなどの事業基盤が補完関係にあると判断した。
相乗効果として、情報システム、物流などの業務インフラとコーポレート機能の共通化、生産・調達から販売に至るバリューチェーン基盤の共通化・相互乗り入れ、購買や決済などの一体化を想定している。顧客情報の統合によるデジタルマーケティングの拡充、顧客接点の相互補完によるOMOを前提とした販路戦略の進化、商品コンテンツの相互供給や地方・海外を含む販売チャネルの共同開発などで成長機会の拡充を図る。
両社の臨時株主総会は12月24日、上場廃止は2027年2月25日を予定する。統合後の中間持株会社はTSI、ワールド・ブランズ、ワールド・ソリューションズの3社となる見込みで、ワールド・ブランズはワールドへの社名変更を検討している。経営方針や業績見通しなどは今後検討し、確定次第公表する。
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