「今日こそ早起きするぞ」と思いながら、つい二度寝をしてしまう。たった30分でも早起きすれば1日を有効に使えるとわかっていても、なかなか続かない。そんな悩みを抱えている人は多い。早起きができる人とできない人の差は、「意志が弱いから」ではない。その差は“朝に目的を持っているかどうか”の違いなのだ。私自身、かなり前から「朝にブログを更新する」ことを日課にしている。これが仕事と生活を大きく変えるきっかけとなった。今年こそ自分の生活リズムを変えて進化したいというあなた! 朝が苦手な人にもできる朝の習慣について紹介させてほしい。
“朝”の活用は成果につながる! でも続かない……
朝の時間ほど効率よく仕事が進む時間帯はない。私はそう確信している。
脳は睡眠によってリセットされ、思考はクリアな状態になる。体力も満タン状態。LINEやメールも来ない静かな環境は集中力を最大化してくれる。
同じ30分、1時間であっても、夜と朝とでは成果がまったく異なる。体感、朝の時間は夜の3倍以上の価値がある。誰しも「朝仕事をしたら、はかどった」という経験があるだろう。

朝の時間の活用は、営業職にとって重要になる。営業で結果を出すためには、“じっくり考える”ということが必須だからだ。
- あのお客様をどう攻めようか
- 次の商談では、どの順番で話を進めようか
- どこでクロージングをするべきか
などなど。これらは、忙しい日常の中ではなかなか時間をとって考えられない。考え出した途端、上司から仕事を頼まれることもあれば、電話の着信が鳴ることもある。
だからと言って、業務が終わったころには心身ともに疲れ切っている。疲れた状態では良いアイデアが出ないし、良い判断もできない。間違った戦略、判断でお客様に臨むことになる。これではなかなか結果は出ないもの。
トップ営業スタッフの多くが“朝の時間”を戦略的に使っている。人によっては1時間の人もいるし、30分くらいの人もいる。
たとえば、お客様への提案のアイデアを出したり、さらには「今日はどのように活動するか」という1日のシナリオを描いたりする。
これだけで、1日の濃さが変わる。もちろん商談の精度も、クロージングの確率も、一段階上がるのだ。1日たった30分だとしても、効果的な時間になる。
とはいえ多くの営業が「朝が大事なのはわかっている。しかし続かない」と感じている。その理由は低血圧だからでもなく、意志が弱いからでもない。単純に“朝起きてやりたいこと”が明確でないからだ。
夜型人間のエンジンがかかるのは夕方⁉
私自身、ずっと夜型人間だった。アポがないときは「明日は午後から動けばいいか」と、自分に甘くなる。こうして深夜まで深酒をしていたものだ。
その結果どうなるか。
午前中はダラダラと過ごし、エンジンがかかり始めたころにはすでに夕方。仕事がどんどん遅れていく。モチベーションも上がらない。これでは、良い仕事ができるわけがない。
そのころ、ブログを書くことにハマり始めていた。書く時間はバラバラだったが、「朝少し早く起きて更新する」というように変えることにした。夜に書きたいことがあったとしも、我慢して必ず朝に更新するようにした。
このルールを決めたとたん、生活は一変。朝に更新すると決めたことで起きられるようになる。長年の深夜型から少しずつ朝型に変わっていったのだ。
その勢いでちょっとだけ仕事もするように。ほんの少しでも仕事をすることで「ほかの人が寝ている時間にひと仕事をした」という優越感を味わえる。
これは気分が良かった。この時点で1日の勝ちが決まっている感覚になったものだ。
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営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)
群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。
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