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Sales Tech ホットトピックス

売上の安定が組織に“遊び心”を生む “データネクロマンサー”高橋さんに聞く、営業データ活用のコツ

 SFA/CRMの浸透で営業組織のデータ活用は本当に進んできたのか? 「使われないデータ」を復活させるデータ“ネクロマンサー”として企業のデータ活用を長年支援してきた高橋さんに企業が陥りやすいデータ活用の課題と、明日から気軽にデータ活用をスタートさせるための考え方やコツを聞いた。

コストカットではなく売上アップにデータを活用したい

──官公庁におけるデータ活用からキャリアをスタートされていますね。データ活用の重要性を感じた原体験を教えてください。

大学で研究してきた数学を活かせる職業を探しており、官公庁の「数学の専門職」募集をきっかけに入庁したのですが、配属されたのが「データ分析の部署」だったのです。

行ったのは予算獲得や開発に必要なエビデンスを得るためのデータ分析です。あまり表に出ないため、意外に思われるかもしれませんが、官公庁では戦前からデータに基づいた活動が行われてきていました。歴史が長いため、組織に在籍する人材の年代も30~50代までさまざま。明確に仕組みがある中でデータ分析・活用の基礎を学んだのはとても良い経験でした。

株式会社セールスアナリティクス 代表取締役CEO 高橋威知郎さん

──その環境を離れ、大手企業に移ったきっかけを教えてください。

割と単純に一般企業でも活用できるのではないかと思ったのです。一般企業にはデータ分析の組織や仕組みがきちんとあるところと、ないところが存在します。たとえば、ある程度の規模の製造業では生産・品質管理の組織内で「QCサークル」が立ち上がり、生産・開発業務を効率化、改善していくデータ活用の仕組みが長くありました。

周囲にはデータ分析の専門家が多いのですが、「生産系でデータ分析をしてきた人の知識量やレベルには驚く」という話もよく聞きます。そんな匠のデータ分析師の多くは現在50代くらいになっていますが、同じ組織に属し続けており、ビジネスサイドに動くことは基本的にありませんでした。ここにちょっとした分断があったと思います。

──まさに書籍『データドリブンセールス』をはじめ高橋さんの発信では品質管理に関わるデータ分析ではなく、ビジネスサイドにおける業務改善のお話が多いですよね。セールスアナリティクスを立ち上げ、企業のデータ分析を支援し始めた背景をうかがえますか。

営業やマーケティング担当の方々は、常に数字に追われていますよね。ある種、データに追われているのに、データを使いこなしていない状態にあり、そこはブルーオーシャンではないかと感じていたことがひとつ。また 「データサイエンティスト」「ビックデータ」のような言葉がビジネスの世界でも語られるようになり、需要が顕在化していたことも後押しとなりました。

『データを利益に変える! データドリブンセールス』(同文館出版)

また生産系のデータ活用はコストカットのために実施することが多く、ビジネスサイドのデータ活用は、売上アップにつながることが多いです。コストカットは素晴らしいことではありますが、切り詰める話ですから、暗い気持ちにもなりやすい(笑)。自分のスキルが企業の売上アップに貢献できるのであれば、それほど喜ばしいことはないと立ち上げを決断をしました。

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「データ活用をしよう」の気持ちを一旦忘れること

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この記事の著者

宮田華江(編集部)(ミヤタハナエ)

立教大学社会学部メディア社会学科卒業。2016年翔泳社に入社、MarkeZine・ECzineなどの広告営業を担当。2019年1月に営業組織をテクノロジーで支援するウェブマガジン「SalesZine」を立ち上げる。2020年4月、SalesZine編集長就任。ビジネスメディアの統合を担い、2026年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/03/14 07:00 https://markezine.jp/article/detail/57776

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