一般的に、コピーライティングは「書く技術」ととらえられています。しかしその本質は、「言葉というツールを用いて、人の行動をうながすこと」。だから顧客に“購買”という行動をうながす営業職とも共通する部分が多々あるのです。本連載では、アメリカで100年以上続く不変・普遍のスキルであるコピーライティングの原理原則を通して、営業職のノウハウを再現性のあるスキルに高めることを目指します。解説は、大手企業でのBtoB営業の経験豊富なマーケティング・コピーライターであるアルマ・クリエイションの衣田 順一氏。最終回となる今回は、究極の売れる公式「PMM」を紹介します。
顧客が知りたい「6つのどんな」
商品・サービスの購買に至るまで、顧客はどのような情報を必要とするのでしょうか? コピーライティングの原理原則を基に、顧客の購買決定に必要な情報をまとめたのが次の「6つのどんな」です。
- ズバリどんな商品・サービスなのか?
- どんな人に役立つのか?
- それを買うと、どんな良いことがあるのか?
- ほかのものと、どんなところが違うのか?
- それが機能すると言える、どんな証拠があるのか?
- どんな人が売っているのか?
商品サービスを購入する際、顧客は無意識にこれらの「6つのどんな」を見定めています。各項目を解説していきましょう。
1.ズバリどんな商品・サービスなのか?
商品・サービスをどのように定義するかによって、その商品・サービスの魅力が変わり、売れるか売れないかも変わります。
たとえば、お客様の自宅を専用車で訪問し、愛犬のシャンプーを行う会社があります。この会社が提供しているサービスは「犬の出張シャンプー」と定義できますが、一方で「移動式のドッグサロン」とも定義できます。このふたつの印象はかなり異なりますね。
商品・サービスの定義は意外と難しいのですが、これが明確になった瞬間、お客様へ商品・サービスの魅力を適切に伝えることができます。

2.どんな人に役立つのか?
3.それを買うと、どんな良いことがあるのか?
2と3はセットで考えると良いでしょう。なぜなら、商品・サービスによってどのような良い変化が得られるかは、人によって変わるからです。「どんな人の、どんな役に立つか」を考えましょう。3については、第6回で紹介した「ベネフィット」を参考にしてください。
4.ほかのものと、どんなところが違うのか?
他社とまったく同じなら、わざわざその商品・サービスを買う理由がありません。ほかとの違いを明確に打ち出して価値を感じてもらえれば、価格競争に陥らなくて済みます。こちらは第1回で紹介した「USP」を参考にしてください。
メールマガジンに登録無料すると、続きをお読みいただけます
この記事は参考になりましたか?
- セールスコピーライティングから学ぶ! 「人を動かす」営業スキル連載記事一覧
-
- 売れない原因は「訴求ポイントのズレ」? 提供価値と市場のニーズをマッチさせる方程式「PMM...
- 提案がスムーズに進む! 成約機会を逃さず、売上金額もアップさせる「松竹梅オファー」の考え方
- 「売れるニーズ」と「売れないニーズ」の見分け方──訴求力を上げる3つの営業アプローチ
- この記事の著者
-
SalesZine編集部 高橋愛里(セールスジンヘンシュウブ タカハシアイリ)
新卒で総合情報サービス企業に入社し、求人広告の制作に携わる。2023年翔泳社入社。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
