アイティフォーは、既存の小売業向け基幹システムとECサイト構築システムを組み合わせたオムニチャネル構築パッケージを提供しており、すでに導入事例もいくつかある。先進企業の取り組みとは。担当する2人にお話をうかがった。
オムニチャネルの「つなぐ」、それほど簡単じゃないんです
最近は、お店で買って貯めたポイントをECで使う「ポイント連携」が当たり前になったが、数年前は不便なものだった。消費者からすれば「どうしてやってくれないのか」と疑問に思うところだが、お店側からすればやりたくてもできない状態だったという。理由は「システム」である。
オムニチャネル対応が進み、ECサイトと店舗のシステムを「つなぐ」とはよく使われる言葉だが、そう簡単にはいかないらしい。
「わかりやすく言うと、実店舗のほとんどは毎日締めの処理があって、24時間システムが動いてない。一方で、ECは24時間動いているのが当たり前です。この違いを頭に入れておかないと、壁にぶち当たってしまうかなと。当社では、小売業の基幹システムの問題は十分に把握しながら進めています。POSをやった経験があるかないかは重要で、それがないと、考えかたは成立しても、具体化する方法がわからないのではないでしょうか」(アイティフォー 松尾さん)
課長 松尾高良さん
アイティフォーには、2004年から小売業向け基幹システム「RITS」とECサイト構築パッケージ「ITFOReC」がある。この2つを組み合わせて、オムニチャネル構築パッケージとして提供している。金融系のシステム構築で実績を持つが、創業当時からPOSシステムも提供。現在は行っていないが、当時はPOSの機械まで自社で作っていたという。
「RITSは販売管理、商品管理、顧客管理をするシステムで、実店舗で必要なことは全部できるシステムになっています。POSはもちろん、クレジットカードの処理、ポイントの処理、百貨店なら友の会やギフトシステムまで、小売店で必要なものは全部入っています。その上、どこのベンダーのどのシステムともつなぐことができるのが強みです」
ちなみに、「つなぐ」までは地道な作業の積み重ねがあるらしい。アイティフォーでも、これまでの経験から失敗を予測し、テスト段階で何度も修正を重ねるという。
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倭田 須美恵(ワダ スミエ)
2013年11月11日、ECzine立ち上げ。ならではの視点でECに関する情報をお届けしたいと思います。
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