ページ分析ツール「ヒートマップ」の活用でECサイトのCVRをアップする方法をお届けします。第5回はCVR(コンバージョン・レート)が低いと言われる家電ECサイトに、ヒートマップで挑みます。
1. 「家電ECはCVRが低い」というデータ
「CVRの最適化」をテーマとするブログ「Invesp Blog」(英文)に、2007年に「FireClick」の調査データを引用した「業界別ECのCVR」が掲載されました。この表を見ると、エレクトロニクスのCVRは、アパレルなどよりも低いことがわかります。
表1:業界別ECのCVR
| サイトの種類 | CVR(コンバージョン率) |
|---|---|
| カタログ | 5.8% |
| ソフトウェア | 3.9% |
| ファッション/アパレル | 2.3% |
| 高級品 | 1.7% |
| エレクトロニクス | 0.50% |
| アウトドア/スポーツ | 0.40% |
●出所:Compare your site conversion rate to ecommerce site averages | The Invesp Blog
●参考文献:アリステア・クロール (著), ベンジャミン・ヨスコビッツ (著), 林 千晶 (解説), エリック・リース (編集), 角 征典 (翻訳)『Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 (THE LEAN SERIES)』(オライリージャパン (2015/1/24))p.260-261
上記のデータは少々古いですが、筆者が普段、様々な業界のWeb分析をしている経験から見て、上記の表の数値自体は、今現在も、それほど変わっていないはずです。
2.家電ECにおける購入のカスタマージャーニーとは
家電は通常、単価が高く、かつ、少なくとも数年間は使うつもりで買う商品です。また、特に高額商品の場合、ECサイトによって、同一製品で、価格差が数万円ということも珍しくなく、さらに販売価格が株価のように変動します。必ずしも、時間と共に価格が下がるわけではなく、新製品ではないのに販売価格が上昇基調に入ることもあります。
つまり家電は多くの人にとって、「ネットでよく調べて買わなければいけない商品」なのです。購入に至るユーザーのカスタマージャーニーは、長く複雑なものにならざるを得ません。
図1:家電購入のカスタマージャーニーマップの例
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株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント 中田吉彦(ナカタ ヨシヒコ)
ビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント。東京商工会議所、日経BP社、広告代理店を経て、日経BPコンサルティングで約8年半の間、企業、中央官庁・独立行政法人・自治体、大学など、約80のサイト改善コンサルティングを担当。2014年、株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタントに就任。<...
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