アパレルEC関連のさまざまなゲストをお招きし、メガネスーパーでECを統括する川添隆さんと対談していただくこのコーナー。第11回は、百貨店ECの先駆者・マルイでオムニチャネルを推進する、臼井毅さんが登場です。前編・後編に分けて、まずは立ち上げから軌道に乗るまでの経緯をうかがいます。
百貨店ECの先進企業、マルイの「オムニチャネル事業本部」とは

川添(メガネスーパー) 見せていただいた広いワンフロアが、ECとオムニチャネルの部門ということで驚いています。「オムニチャネル推進室」のような部署を単独で設置している企業はまれですし、そもそも実店舗ありきの企業では「EC事業部」自体の組織がそれほど大きくないですから。マルイさんではそれくらい、力を入れられているということですね。
臼井(マルイ) 2015年までは、マルイのPB(プライベートブランド)とそれに伴う自社運営売り場を運営する「専門店事業本部」と、ECを運営する「Web事業本部」がそれぞれ存在していました。
その体制でも、オムニチャネルの視点で一体化してやっているつもりでしたが、「さらに一体化を推進しなさい」という経営陣の考えで、今年度から「オムニチャネル事業本部」というひとつの組織になりました。
マルイのSPA事業とEC事業が合体したので、中野の本社だけでも300名ぐらいの大所帯です。これら全体にかかわるECの責任者という立場で、「オムニチャネル事業本部 部長」をやっています。
川添 すごい人数ですね。まさに、小売業界でトップレベル。オムニチャネルという視点で見ると、これらの人たちが、何らかの形でマルイさんのECや、PB事業のオムニチャネルにかかわっていることになる。そんな大所帯のトップである臼井さんご自身は、マルイさんの生え抜き社員でいらっしゃいますよね。EC事業はいつからですか?
臼井 ECに携わってからは10年ですが、その間、マーケティングを担当したり、店舗の経験がなかったので新宿の店舗で副店長を経験したりもしています。ECに戻ってきたのは2014年です。マルイのEC事業の立ち上げからかかわっているので、私自身のキャリアにおいても、ECが一番長くなっています。

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フロッグデザイン株式会社 代表取締役 丸山彰護(マルヤマ ショウゴ)
コンピューター系からデザイン全般にわたる数々の出版物の制作と執筆を行う。EC関連の事業として店舗の運営を行いながら市場のチェックは欠かさない。最近では、コンテンツマーケティングやマーケティングツールなどの施策に興味を持っている。
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