EC事業者も気になる動画の活用。その代名詞とも言えるのが、YouTubeの動画広告だろう。クリッカブルエリアの減少など仕様変更が相次いでいるが、Googleは、動画広告はどこへ向かっているのだろうか。EC業界でネット広告の活用に詳しい、売れるネット広告社・加藤公一レオさんに寄稿してもらった。
動画広告は主流になる!けど……
私が広告業界でネット広告を扱うようになって、気づけばもう16年以上経っている。この間にいろいろなトレンドが私の前を通り過ぎていった。今でも、EC系クライアントには強い人気を誇っているメール広告の勢いは、広告業界全体で見ればだいぶ弱まっているし、ガラケー広告については最近の若手ネット広告マンだと扱ったことがないというほどだ。あれほどまでにTwitterを「ミニブログ」なんて表現をしていたテレビ局が、プロモツイートの広告を積極的にするなんて時代がこんなに早いことも意外だった。そんな中で、当初はどうなるものか?と思いつつも、当然のように成長してきたのが「動画広告」だというのは多くの人が頷くに違いない。
光回線が当たり前になり、日本もやっと高速通信が一般的となってきたのと同時に、インターネットでの動画視聴は市民権を獲得した。今や動画はネットで見るもの。テレビを持っていない若者も多いといわれている世の中に突入すると、ネット広告の世界でも当初はそこまで期待もされていなかった動画をフォーマットとした広告(以下、動画広告)が注目を一身に集めている。

技術的な進化は日進月歩で進んでいるが、ネットのことを知らないオッサンでもわかる変化というのが、あまりなかったネット広告の世界では、動画はかなり「大きな変化」として見られている。どれくらいの変化かといえば、久々にAVを見たら、驚くほどかわいい子ばかりが出ていて驚いているオッサンと同じようなものだ(笑)。
EC/ダイレクトマーケティングの世界でも、動画広告をどのように使えば費用対効果の高い施策を打つことができるのかは常に考えられている。しかし、残念なことにまだ答えが見つけ出せていない分野ではある。とはいえ、金脈が眠っているのは確か(私が知る限り動画でダイレクトマーケティングに向いているのは、CMサイト以外にはないのではないかと思う)。今や小学生のなりたい職業ランキングでYouTuberがランクインして、ヒカキンやマックスむらいがTVCMに登場する時代、ネット広告をやる時にも動画広告の扱いは避けては通れない。
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加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)
株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長
1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...
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