商品検索もオムニ化へ 位置・在庫情報をリアルタイムに正確に
スマートフォンとも関連してくるが、もうひとつ、出張さんが注目しているのはオムニチャネルだ。
「今後、実店舗を持つ企業様はオムニチャネルの方向へ流れざるを得ないと考えています。自社で流通を持っているからこそ、別の店舗から在庫を引っ張ってきたり、『近くのお店に取りに来てくだされば、こんなものもありますよ』と、宅配コストを下げ、来店を促す施策も打てるようになる。結果的に、会社全体の売上アップにつながるはずです」
そうなると、位置情報や実店舗も含めた在庫のリアルタイム連携など、商品検索に求められるハードルも上がってくる。
「当社の商品検索ソリューションの強みは、柔軟性です。クライアント企業からできる限りすべての、最新のデータをお預かりし、企業とユーザー双方にとって、最適な検索結果を表示できるように取り組んでいます。オムニチャネルな商品検索には、ユーザーと店舗の位置情報と、ECだけでなく実店舗のリアルタイムな在庫情報が必要です。両方あってはじめて、『今、あなたが求めている商品はここで購入できます』という結果を表示することができる。今後、オムニチャネル化が進んでいくと、その瞬間、ユーザーが求めている商品の情報を正確に提示できなければ、ユーザーは離れていくでしょう。当社はこれまで、検索結果の表示速度の精度を高めてきましたが、今後はそれに加え、位置情報と在庫情報のリアルタイムで、かつ、正確な情報をお届けできるよう努めていきます」
前職で位置情報関連の仕事をしていた出張さんの活躍が、ますます期待されるわけだ。
「5年以上前からOnline to Offlineと言われ、『Foursquare』や『Ingress』、そして『Pokémon GO』といったアプリやゲームが登場、そして在庫を持った企業がたどり着いたのがオムニチャネル、という流れだと考えています。オムニチャネルに取り組むと、一時的にECサイト単体での売上は下がるでしょうが、先進的なクライアントからは『ECと実店舗を別々に考えている時代ではない』というお声を聞きます。当社のソリューションの導入企業様では、たとえばコメ兵様はすべてのお取り組みの大前提にオムニチャネルがありますし、2017年11月にオープンしたファッションECモール『 &mall(アンドモール)』様も、当初から実店舗との在庫連携が決まっていました。今、引き合いをいただいている企業様からも、『オムニチャネルを進めていきたい』とお声がけいただいています」

カスタマイズによる柔軟性が強みのサイト内検索・EC商品検索エンジン『ZETA SEARCH』。2018年は、2017年5月にリリースしたレビューエンジン『ZETA VOICE』との連携が加速するとのこと。
「企業が『この商品はこんなにいいんです!!』と訴えても響きませんが、ほかのユーザーのレビューで絶賛されていれば響くものです。商品検索の結果にレビューも表示されたら、さらに説得力が増しますよね。当社が提供するソリューションは、ユーザーとクライアント企業の距離を縮めるための道具であり、目指しているのは消費行動をもっと良くしていくこと。その視点で、今後もそれぞれのソリューションの精度を高め、かつ連動も促進していきたいと考えています」(了)
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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
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