EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。ヤプリの金子さんに、アプリについて聞きました。※本記事は、2018年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.05』に掲載したものです。
アプリへのニーズはブームの決済より来店検知
中国のAlipayや無人コンビニなどへの注目から、日本でも、現金を用いず、QRバーコードを活用したスマートフォンでの決済に関心が集まっている。バーコード決済と言えばアプリとの親和性は高そうだが、ヤプリを利用してアプリを運営する企業からはどのようなニーズが寄せられているのだろうか。
「弊社でもエンジニアが、ネイティブアプリのほうでApple Payのテストをしたりしているようですが、あくまで実験的な取り組みです。ヤプリは、ブラウザ上で簡単にアプリが制作できるのが売りのサービスなので、標準機能としてECの決済機能を搭載するにはまだ少し時間がかかりそうです。また、バーコード決済をするには、それを受け入れる実店舗側の整備も必要ですよね。弊社には『iPhoneだけで生きる』と決意し、対応店舗を探して消費活動をしている者もいるのですが、皆でランチに行くと『現金だけです』となってしまう。また、端末があってもある一部のカードにしか対応していなかったりと、中国でいう『Alipay』のような存在のものはまだないので、不便ですよね。しかし大きな流れでは、QRバーコードを活用する方向に向かっているのかなとは感じています」
2017年9月に、AppleのOSがiOS 11にアップデート。 iPhoneのカメラをかざすだけでQRバーコードを読み込めるようになったことからも、ユーザーがスマートフ ォンでQRバーコードを読み取る行動が浸透しつつあることが読み取れる。ヤプリを利用している企業のQRバ ーコード等の活用例では、マルイによる店頭で読み込み、商品詳細ページに遷移するというもの、釣り道具を扱うキャスティングによる、商品のJANコードの読み取りで商品詳細ページに遷移するというものがある。
「直近のニーズとしては、決済よりも来店検知のほうが多いです。アプリのポイントカードでは、支払いの際に示していただくことで『何を買ったのか』はわかりますが、何も購入しなかったけれどフラッとお店に来てくださったお客様のことはわからない。それが知りたいというお声をいただいていますので、今後来店を検知できる機能をリリース予定です」
メールマガジンに登録無料すると、続きをお読みいただけます
-
- Page 1
-
- Page 2
-
- Page 3
この記事は参考になりましたか?
- 季刊ECzine vol.05 定点観測連載記事一覧
- この記事の著者
-
ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
ECzine編集部ならではの視点で、マーケターの皆さんに情報をお伝えいたします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
