全6回にわたってお届けした連載「中小ECショップのための粗利からみる売上アップ講座」の著者・フルカイテンの瀬川さんによる新連載がスタートします。今回は在庫にまつわるECのお悩みトップ3にフォーカス。第2回では、在庫を削減する方法について解説します。
在庫を削減するための4分類とは
前回は、在庫が増えるふたつの理由について説明しました。今回は「在庫を削減する方法」についてお話していきたいと思います。
まずは前回のおさらいから始めましょう。在庫を上手に削減するためのポイントは次の2点です。
- 在庫リスク悪化の兆しに気付くことができるか
- 正しい在庫リスク判定ができるか
そしてこの2点を満たすためには、SKUごとにそのSKUがこれからどれくらい売れそうなのかを予測する必要があります。これからも売れそうならフル回転でしょうし、あまり売れなさそうなら過剰在庫。全然売れなさそうなら不良在庫ですよね。
「予測するためのAIを活用しなきゃいけないのか。それは無理だよ」と思われるかもしれませんが、AIはなくても大丈夫ですのでご安心ください。
移動平均でも直近の何日かの平均でも構いませんので、エクセルか何かを使って、御社なりの予測をするようにしてください。そして何個以上売れる予測ならフル回転、何個以下なら不良在庫、その間を過剰在庫というルールを決め、実際にSKUごとに分類してみましょう。また新商品についても、販売開始後にまったく売れていない新商品をリストアップします。

もちろんこの方法では予測精度にはバラツキが出ますし、分類もルールで行っているので決して正確とはいえませんが、それでも統一した基準のもとで在庫リスクを判定して分類することになりますので、前回ダメ出しをした「滞留期間」を使って分類(分類になっていないですが)するよりははるかにマシですし、「売れているか」「売れていないか」だけでなく、「売れ始めた(しかしまだ十分ではない)」「売れなくなってきた(しかし売れないわけではない)」という状態も掴むことができるようになります。
このようにして在庫を、不良在庫・過剰在庫・フル回転・新商品の4つに分類できれば、在庫削減が非常にやりやすくなります。
メールマガジンに登録無料すると、続きをお読みいただけます
-
- Page 1
-
- Page 3
-
- Page 4
この記事は参考になりましたか?
- 在庫にまつわる3大お悩み解消法連載記事一覧
-
- 「率」ばかり見てパイを狭めてませんか? システマチックに売上アップが狙える「主力製品」の見...
- なぜ在庫の仕入れ数量を間違えるのか 「何個まで減ったら何個補充する」方式のデメリットとは
- AIがなくても大丈夫! 在庫削減のための4分類とその具体的手法とは
- この記事の著者
-
ハモンズ株式会社 代表取締役 瀬川直寛(セガワナオヒロ)
自社ECで3度も経験した倒産危機をきっかけにECが儲かるための改善手法を考案。 自社ECの粗利を2倍、在庫を1/2に削減した手法をクラウドサービス化し、2017年10月からサービス提供開始。 現在、サイト改善や広告に頼らずに儲かるECになるための手法を熱心に啓蒙している。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
