ビズリーチが運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、年収800万円以上かつ業務での生成AIの利用頻度が週1日以上のビジネスパーソンを対象に「AI時代のキャリア観」に関するアンケートを実施した。
約8割がAI普及でキャリアプラン見直しへ スキルセット刷新の必要性感じる人は7割超
70.2%が「AI時代に向けて、スキルセットを変える必要がある」と回答し、生成AIの普及を受けてキャリアプランを「見直した・見直す必要性を感じる」と回答した割合は79.2%にのぼった。
約4割が生成AIにキャリア相談の経験あり 年収が高いほど、頻繁に生成AIを活用
約7割のビジネスパーソンがスキルセットの見直しが必要と感じている一方で、身近にキャリア相談できる相手がいると回答した割合は、約5割にとどまった。多くの人が身近な相談相手を持たないなか、転職やキャリアに関する悩みを「生成AIに相談したことがある」と回答した人は44.7%となった。
また、年収が高いほど、生成AIに相談する傾向が見られ、「頻繁に相談する」と回答した割合は、年収1,500万円以上の層が年収800万円以上1,000万円未満の層の約5倍となった。人への相談と比べて優れている点としては、「客観的なアドバイスをもらえた(46.0%)」「本音を話せた(24.0%)」が上位に挙がり、7割が人への相談より優れている点があると回答した。
専門・汎用スキルの双方に生成AIによる代替の波 年収1,500万円以上の約3割が「生成AIによるスキルの代替を強く感じる」と回答
自身が強みとしてきたスキルや専門性が、生成AIによって代替・侵食されているかを質問したところ、全体では「感じる(強く感じる・ある程度感じる)」と回答した人の割合は56.8%となった。特に、「強く感じる」と回答した割合は、年収1,500万円以上の層が年収800万円以上1,000万円未満の層の2倍以上となり、年収が高いほど実感している傾向が見られた。
また、生成AIによる代替・侵食が進んでいる・または今後進むと思うスキルについて質問したところ、専門スキルでは「データ分析、予測モデリング(55.1%)」「翻訳・言語処理(50.5%)」「専門的な文書作成・執筆(47.1%)」が、汎用スキルでは「情報の収集・整理・集計(58.5%)」「定型的な文章作成・ドキュメンテーション(58.1%)」「計画立案・タスク管理(49.4%)」が上位に挙がった。
生成AIの普及を受けてキャリアプランを「見直した・見直す必要性を感じる」人が約8割 「全体的に見直した」割合は、年収1,500万円以上の層が年収800万円以上1,000万円未満の層の5倍超
生成AIの普及を踏まえて、自身のキャリアプランを「見直した・見直す必要性を感じる(全体的に見直した・一部見直した・1年以内に見直す予定・必要性は感じているが時期は未定)」と回答した割合は、79.2%にのぼった。
既にキャリアプランを「見直した(全体的に見直した・一部見直した)」と回答した割合は、年収が高くなるにつれて上昇する傾向が見られる。特に、「全体的に見直した」と回答した割合は、年収1,500万円以上の層が年収800万円以上1,000万円未満の層の5倍以上となった。
年収帯によって、AI時代におけるキャリアの希少性の高め方に違い 年収1,500万円以上では、生成AIに代替されにくい人間固有の価値に特化する「人間性特化型」が最多に
AI時代におけるキャリアの希少性の高め方について質問したところ、全体では生成AIを使いこなすことで専門性を底上げする「AI拡張型」が最多となった。年収別に比較すると、年収800万円以上1,000万円未満の層では「AI拡張型」が1位だったのに対し、年収1,500万円以上の層では、生成AIに代替されにくい人間固有の価値に特化する「人間性特化型」が1位だった。
また、AI時代における自身のキャリアプランや希少性の高め方について意見を求めたところ、「生成AIによって定型業務の自動化が進むなか、人と人との信頼関係の構築や課題発見力、提案力の重要性は今後さらに高まる」「生成AIを使いこなしながらも、代替されにくい価値を磨くことで、自身の希少性を高めていきたい」といった声が寄せられ、生成AIの活用を前提としながらも、人間固有の価値を重視する姿勢が見られた。
【調査概要】
調査内容:AI時代のキャリア観に関する意識調査
調査対象:年収800万円以上かつ業務での生成AIの利用頻度が週1日以上のビジネスパーソン
調査期間:2026年6月18~22日
有効回答数:1,007
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある
