日本には古くから言霊というものがある。いわゆる“話した言葉が現実に影響を与える”ということ。言霊を信じていない人でも、前向きな言葉を口にすることで、モチベーションが上がったり、良い結果が出たりした経験があるはず。逆に否定的な言葉を使っていればモチベーションは下がり、悪い結果が訪れるということも経験済みだろう。トップ営業スタッフは意識的に“結果を出すための言葉”を使っているし、冗談でも“不幸を招く言葉”を口にしないようにしている。今回はトップ営業スタッフが心がけている言葉について紹介させてほしい。
照れ屋ゆえに「ネガティブな言葉」を使う人はいませんか?
コミュニケーションの取り方は十人十色。話し上手な人もいれば、口数が少ない人もいる。明るい人もいれば、根暗な感じの人もいるもの。
個性はさまざまだが、言葉の使い方には十分注意をしなくてはならない。
世の中には“ちょっとした意地悪を言ってコミュニケーションを取る”といったタイプの人もいる。比較的照れ屋さんに多い。あなたの会社にもこういった人がいるかもしれない。

営業スタッフ時代のこと。
会社のスタッフAさんは「君との仕事は苦労させられるから嫌なんだよ」という感じのことを言う人がいた。ただ、これは本音ではなく、冗談でからかう感じ。
それに対してたいていの人は「イヤイヤ、そんなこと言わないでくださいよぉ」と返す。これがひとつのコミュニケーションだった。Aさんのコミュニケーションタイプを知っていたので、あまりストレスもなかった。
Aさんは、このようなネガティブな言葉をほとんどの人に対して言っていた。冗談だとしても毎日ネガティブな言葉を言っていれば、悪い影響が出てくる。本当は楽しかったはずの仕事も「苦労する」だとか「嫌だ」と言えばこじれるし、苦痛になる。
実際Aさんの周りでは、トラブルや問題が数多く起こっていた。
数年後、会社が合併した際にAさんはリストラ対象となり、会社から姿を消した。Aさんは能力が高くリストラになるような人ではない。しかし、言葉の力を甘く見ていた。言葉には思っている以上に力がある。Aさんは私にそのことを教えてくれた。
メールマガジンに登録無料すると、続きをお読みいただけます
-
- Page 1
この記事は参考になりましたか?
- 訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス連載記事一覧
- この記事の著者
-
営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)
群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。
<...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
