6年間の芸人生活を経て、人事コンサルティング会社のトップセールスを経験した株式会社俺 代表取締役の中北朋宏さんが提唱する、笑いのメカニズムを交えながらコミュニケーション課題を解消する「コメディケーション」のいろはを学ぶ本連載。第4回のテーマは「イジる技術」。お笑い芸人が実践する「相手が好きだからこそ、笑いに変えるイジり」に倣い、チームメンバーの心理的安全性を確保する「イジり」のメソッドを伝授いただきます。
マネージャーよ「ファシリテーションスキル」を磨け
コンサルタントという職業柄、さまざまなビジネス課題のご相談を受けるのですが、「管理職はどのようにして営業組織をマネジメントすれば良いのか」というお悩みは頻繁に耳にします。中でも、近頃は次のような相談を受ける機会が増えました。
「1年間で2回しかメンバーと対面で会えていない」
「雑談機会が激減し、信頼関係が構築できていない気がする」
「打ち合わせは画面オフで行われるため、まったく感情が読み取れない」
テレワークが普及したことで、メンバーや会社とのエンゲージメントを高める役割もマネージャーに求められるようになりました。また、管理職の責務も単なる「管理監督」から、メンバーの本音を引き出し、モチベートしながら個性を引き出す「新たなマネジメントスタイル」への転換が求められています。ただでさえ大変な役回りが、どんどん複雑化してきているのです。
こうしたマネージャーに求められる役割と責任が増え続けている昨今、私がおすすめしているのが「ファシリテーションスキル」の習得です。
ファシリテーションスキルとは「会議や打ち合わせなどを円滑に進める技法」を指します。とはいえ、ただ円滑に「回す」だけの役割ではありません。メンバー全員がひとつの目標に向かって主体的に取り組むことができるように、参加メンバーそれぞれの意見を引き出し、会議での決定事項に対する納得感を生み出す役回りと定義しています。
ファシリテーションスキルは、基本的に4つのステップで構成されています。
ステップ1:場をデザインする…会議の目的を共有し、同じ方向を向く
ステップ2:関係構築をする…傾聴・質問し、参加者全員が意見を言いやすい環境をつくる
ステップ3:構造化し整理する…挙げられた意見を整理し、わかりやすくまとめる
ステップ4:合意形成する…全員が納得して進めるように合意形成をする
メールマガジンに登録無料すると、続きをお読みいただけます
-
- Page 1
-
- Page 3
この記事は参考になりましたか?
- 営業をハックする コメディケーション戦略連載記事一覧
-
- 顧客から発せられる「失注のサイン」をキャッチせよ! 失注を受注に変える「刺さる」言葉の選び...
- 会議で手が挙がる組織をつくる!営業マネージャーのためのお笑い芸人流「イジり方」講座
- はじめましての「7秒」で商談を制す! エグゼクティブの9割が実践する自己プロデュース術を学...
- この記事の著者
-
株式会社俺 中北朋宏(ナカキタトモヒロ)
大学中退後に浅井企画に所属し、お笑い芸人として活動。お笑い芸人解散後、人事系コンサルティング会社に入社し、新商品の販売実績では2年連続MVP、中小企業コンサルティングにてMVPを獲得する。 2018年2月には株式会社俺を設立し、お笑い芸人からの転職サービス「芸人ネクスト」や笑いの力で組織を変える「コメディケーション...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
