2025年、「トップ」営業はいなくなる──? 本連載では、商談の可視化と効率化を支援するセールス・イネーブルメントのツールを展開するブリングアウトの中野慧さんが、日本のSales Techを取り巻く最新事情をインタビュー。 AIやテクノロジーの発達で営業スキルの標準化が進むと、「トップ」営業はいなくなるのか、それとも──。 連載第4回は、M&A仲介で国内トップのリーディングカンパニーである日本M&Aセンター人材戦略部部長の中村健太さんの対談をお届けします。
平均年収1,200万! 日本M&AセンターのIT活用状況
日本M&Aセンターといえば、近年市場が拡大するM&A業界の中でも、1991年創業と業界内では歴史が古く、最近では大手メーカーや生保、証券など他業界で活躍したエース級の営業(同社では「M&Aコンサルタント」と呼ぶ)が続々ジョインする会社として知られている。
それを裏づけるように、同社の社員の平均年収は1,200万円と、高年収の企業としてもよく知られる存在だ。
そんな“トップレベルの人材”が揃う日本M&Aセンターでも、CRMをはじめとしたSales Techの活用が進んでいる。最近では、事業承継を検討している企業のオーナーとの商談において、譲渡理由や事業内容についてヒアリングした音声データを文字起こしし、重要情報を抽出するAIツールも活用しているという。
雇用流動性の高いアメリカでは、あらゆるSales Techが積極的に導入されている。その背景にあるのは、高い雇用流動性を理由とした個人頼みの営業からの脱却だ。
Sales Techの活用で、どの営業担当者でも再現性のある“成約確率の高い商談”ができるようになる。このようなツールの普及は、結果を出したいという意欲とやる気さえあれば、将来的には、“入社初日”から誰もが結果を出せるようになる社会が訪れることを意味する。
今回は、日本トップレベルの営業が集い、高い年収を誇る日本M&Aセンターで新卒一期生として長年活躍する中村さんとの対談を実施。同社がSales Techの活用に積極的な背景には、M&A業界特有の非効率的なコミュニケーションを効率化し、さらに買い手と売り手のミスマッチを防ぐ目的があった。課題からいま必要とする人材、そして今後のビジョンまで、広範にお話をうかがった。
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- この記事の著者
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中野慧(ナカノケイ)
Bain & company での7年間のコンサルティング経験の後、リクルートにてスタディサプリ小中学生領域事業責任者および新規事業開発部長を歴任。その後HR Startup CEOを経て、Bring Out創業。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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