ページ分析ツール「ヒートマップ」の活用でECサイトのCVRをアップする方法をお届けします。第4回は日用品ECサイトについて。高額な商品を買う時に慎重になるのは当然ですが、日用品を買う時ですら慎重に検討するユーザーの姿が、ヒートマップを通じて見えてきます。
1. 収納用品ECサイト:「使用例の写真」がCVRを左右する
ひとくちに「日用品」と言っても様々なカテゴリーがあります。今回は、5品目の日用品を取り上げて、ECサイト上のユーザーの行動心理を探ります。1つ目は、「収納用品」です。
図1は、ある収納用品の商品紹介ページのファーストビューの「クリックヒートマップ」です。「クリックヒートマップ」は、ユーザーにクリックされた回数が多い箇所ほど、赤く表示されます。
商品画像の下には(1)~(6)までの6個のボタンが並んでいます。最もよくクリックされている(2)は「サイズ」、次によくクリックされている(4)は「使用例」すなわち、実際に部屋に置いた時の写真を見るためのボタンです。
筆者は過去に様々な収納用品の商品紹介ページのヒートマップを見てきましたが、「使用例」のコンテンツは常に、「サイズ」「カラーバリエーション」と同じくらい、よく見られています。
図2は、別の収納用品の商品紹介ページのファーストビューです。(1)~(3)は商品の角度を変えて見た写真、(4)は使用例(設置例)です。使用例の写真が最もよくクリックされています。ユーザーが購入の意思決定をする上で、使用例の写真は、多ければ多いほど、判断材料が増えるので、望ましいと言えます。
ただし、別ページに写真を整理して飛ばそうとしても、ユーザーは、なかなか見に行ってはくれないことが、筆者の過去のアクセス解析の経験から分かっています。購入を迷っているユーザーに設置例をたくさん見せるためには、商品紹介ページの中で、コンパクトにまとめて、情報量を増やすことが効果的です。
収納用品を販売しているECサイトで、「使用例」の写真の充実度は、ECサイトによってかなりばらバラつきがあります。筆者がこれまでに見てきたサイトでは、使用例の写真が豊富に掲載されているほど、コンバージョン・レート(以下、CVR)が高くなる傾向にあります。
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株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント 中田吉彦(ナカタ ヨシヒコ)
ビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタント。東京商工会議所、日経BP社、広告代理店を経て、日経BPコンサルティングで約8年半の間、企業、中央官庁・独立行政法人・自治体、大学など、約80のサイト改善コンサルティングを担当。2014年、株式会社Ptmindビジネスソリューション部長 兼 チーフコンサルタントに就任。<...
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