シナブルは、酒を週に1回以上購入し、飲酒習慣がある20~60代の男女を対象に、「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査を実施した。
よく購入する酒1位はすべての年代で「ビール類」
はじめに、20代から60代に「よく購入するお酒の種類」について尋ねたところ、すべての年代で「ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルなど)」と「チューハイ・サワー」が上位2項目を占めた。特に、「ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルなど)」は30代以上で8割~9割を超える支持を集めた。
一方で、3位の項目に目を向けると、20代と60代では「焼酎(芋、麦など)」、30代と40代では「ハイボール」、50代では「ワイン(赤、白、スパークリングなど)」がランクインしており、年齢やライフステージの変化によって好まれる酒が多様化している様子が見て取れる。
続いて、「自宅で飲むお酒について、購入する際の銘柄(ブランド)の決め方」について尋ねたところ、ビール類やチューハイ・サワーは「いつも同じ銘柄を買う」、または「大体決まっているがたまに変える」という保守的な選び方が主流だということが判明した。
一方で、ワインや日本酒は、「あまり決めておらず、その場の気分で新しい銘柄も選ぶ」と回答した人の割合が比較的高くなっている。
この結果から、日常で消費する定番酒と、嗜好性や特別感を楽しむ酒とで、消費者の購買基準が分かれていることがうかがえる。
店舗購入での決め手、30代以上では「飲み慣れているブランド・定番感」と「価格・コストパフォーマンス」が上位
「店舗で自分用のお酒を選ぶ際、何を決め手に判断することが多いか」と尋ねたところ、30代以上では「飲み慣れているブランド・定番感」と「価格・コストパフォーマンス」が上位を占めた。
一方で、20代においてのみ「店員のおすすめ・アドバイス」が最多となった。20代は「色々な味わいに挑戦してみたい」という探究心や好奇心がある反面、酒に関する知識や選択の基準(自分の好み)がまだ十分に形成されていない。そのため、専門的な知識を持つ店員の意見を参考にすることで、選択の失敗を避けつつ自分に合う新しい酒を開拓しようとする心理が働いていることがうかがえる。
また、3位の項目を見ると、30代・40代は「パッケージ・缶・ラベルのデザイン」、50代・60代は「アルコール度数」と回答が分かれており、年齢を重ねるにつれて商品に求める要素が外見(デザイン性)から中身(度数やスペック)へと変化していく様子が読み取れる。
オンライン購入の壁は「送料のロス感」と「実物を見て選べない」こと。購入を後押しするのは「味わいや香りの詳細」
「オンラインショップでお酒を購入することには、どのようなハードルがあるか」と尋ねたところ、「送料がかかる(31.1%)」と回答した人が最も多く、「実物を見て選べない(29.7%)」「味が好みに合うか不安(25.3%)」となった。
首位となった「送料」からは、1本あたりの単価に余計なコストが乗ることへの「実店舗と比べた時の心理的な損した感」が表れている。さらに、「実物が見えない」「味が不安」といった懸念も多く、ボトルを手に取ってラベルを眺めたり、味わいを想像したりする「リアル店舗ならではの五感を使った安心感」が得られないことが、画面越しの購入に対するハードルとなっているようである。
続いて、「オンラインショップでお酒を探している途中で、購入をやめた理由」について尋ねたところ、「送料が高かった(23.9%)」と回答した人が最も多く、「好みに合うかわからず不安になった(14.8%)」「商品数が多く、探すのに疲れた(12.9%)」となった。
次いで、「オンラインショップでお酒を選ぶ際、どのような情報があると参考になると感じるか」と尋ねたところ、「味わい・香りの詳細な特徴(甘口・辛口、フルーティーなど)(39.6%)」と回答した人が最も多く、「人気・売れ筋商品のランキング情報(28.6%)」「お得なキャンペーン・セール情報(28.1%)」となった。
また、「味わい・香りの詳細な特徴」が約4割となり、試飲ができない環境において、味への不安を払拭するための具体的な情報が最も求められていると考えられる。
加えて、「人気・売れ筋商品のランキング情報」や「お得なキャンペーン・セール情報」も多く、実際に商品を手に取って選べない分、多くの人が支持しているという安心感や価格面でのメリットが、商品選びを後押しする重要な判断材料となっていることがうかがえる。
【調査概要】
「酒類の購買行動と実店舗・オンラインの比較」に関する調査
調査期間:2026年8月26~27日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,024人
調査対象:調査回答時に酒を週に1回以上購入し、飲酒習慣がある20~60代の男女と回答したモニター
調査元:シナブル
モニター提供元:サクリサ
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CommerceZine編集部(コマースジンヘンシュウブ)
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