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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Autumn(2026.09.08-09)

小売のAI活用 ~業務効率化からエージェンティックコマースまで~

EC売上が39%増!大正製薬に聞く、AI活用でプロモーションの精度・スピード感を上げる方法

店頭6%・EC39%の売上増。新規ユーザー獲得の裏側

━━今回のGeminiを活用したプロモーションは、実際にどのような成果をもたらしましたか。

越智:秋口の注力期にキャンペーンを展開した結果、店頭売上が前年比で6%増、自社通販などのEC売上が39%増という、計画以上の数値を達成しました。

━━それは素晴らしい成果ですね。成功の要因はどこにあったと分析されていますか。

越智:最大の要因は、我々が新たにアプローチしたかった見込み客層に、適切なメッセージを届けられたことです。リアップは25年以上の歴史を持つブランドであり、長く愛用してくださるお客様に支えられている一方で、新規ユーザーの獲得が長年の課題でした。

 今回、新しいプランニング手法を取り入れたことで、ブランド新規ユーザーを獲得でき、課題解決の糸口を掴めた意義は非常に大きいです。

栄角:広告コミュニケーションは自己満足に陥りやすく、「好意度は上がったけれど売れない」というケースも珍しくありません。しかし今回は、仮想ペルソナへの適切なアプローチを突き詰めた結果が、しっかりと売上という数字で返ってきました。

 AIを使った客観的なシミュレーションが、机上の空論ではなく実効性のある売上貢献に直結したと手応えを感じています。

「自走する組織」へ。One to Oneの未来

━━最後に、今後のAI活用における展望をお聞かせください。

栄角:今回の成功を経て、社内の他ブランドへの横展開も既に進んでいます。次なる目標として見据えているのは、AIを活用した「One to Oneマーケティング」の本格的な実装です。

━━一律のメッセージではなく、個々人に合わせたコミュニケーションですね。

栄角:はい。現代において、一律のマス広告やパワーマーケティングはノイズになりやすく、場合によってはブランドを嫌いになる要因にすらなります。

 そこで今後は、個人のインサイトをさらに深掘りし、その人に最適な無数のクリエイティブを生成して届ける仕組みを作りたいと考えています。

 動画や静止画、さらにはLPの生成までをAIも活用しながら一気通貫で行うことで、よりパーソナライズされた体験を提供できるはずです。

越智:生活者の薄毛に関する悩みや情報接点は非常に多様化しています。予算の費用対効果を最大化しつつ、多様な見込み客へ最適なメッセージをお届けするためにも、リアップブランドとして率先して取り組むべきテーマだと捉えています。

栄角:完璧な計画を待つのではなく、我々自身が主導権を握り、他社に先駆けて新しい事例を作っていく。この「高速に仮説検証を回す」という自走する組織の文化を、これからも大切に育てていきたいですね。

━━AIとの共創が、単なる業務効率化を超えて、組織のあり方まで変革していることがよくわかりました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/08/25 08:30 https://markezine.jp/article/detail/77181

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