「早く言ってよぉ~」のCMでおなじみの法人向けクラウド名刺管理システム「Sansan」を提供するSansan株式会社。導入企業は7,000社を超えたというが、当初の営業活動は簡単ではなかったという。営業としてキャリアをスタートし、現在Sansanの営業部長を務める加藤容輔さんに、営業職の醍醐味を伺った。
気合と根性だった、前職の営業文化
――最初から営業職を希望されてキャリアをスタートされたのですか?
はい、営業職しかないと思っていました。いろいろな人に会うことが苦ではないし、人から刺激を受けて成長するということが好きでした。プライベートでお酒を飲んでいるときに、いつのまにかその地域の大御所と仲良くなって、一緒に町内の御神輿を担いでいたこともあるくらいです(笑)。
――もともと、人と接することがお好きなのですね。営業職には直接、人に接する楽しさがある一方で、しんどいイメージもつきものかと思います。
前職は人材業界だったのですが、気合と根性の文化でしたね。僕は体育会出身だったのである程度そういったものに耐性はあったし、社会は厳しいものだと思っていたので、ラクではなかったけれどすぐに音を上げることもなかったです。ただ、ビジネスのお作法は難しかったですね。コーヒーをこぼした契約書をそのまま持っていったときは、すごく怒られました。今考えるとありえないですが、当時は読めるからいいでしょうと思っていました(笑)。
――営業職は新人でもすぐに会社の代表として矢面に立つことになるので、ビジネスマナーの習得も大変ですよね。若手のころから大切にされていることはありますか。
どうやったら相手に信頼してもらえるかということは、いつも考えて動いていました。正面から飛び込んでいくのが必ずしも正解とは言えません。たとえば、倉庫に営業に行くときは、事務所ではなくて作業現場へ飛び込んで「通りすがりの者ですけれど、パワーに自信があります!」と急に荷物の搬入を手伝ってみる。そうやって現場の方々とだんだん仲良くなって、彼らが上申してくれたこともありました。おもしろがってやっていましたね。
営業のプロセスで言えば、クロージングも気持ちが高まるシーンです。ただ売るだけではなく、買っていただいたあとも貢献し続けることができるかというところまで考えていました。また、個人で動くスタイルの会社だったので、結果が出ないときには内省する必要がありましたが、お客様に教えていただくこともとても多かったと思います。
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宮田華江(編集部)(ミヤタハナエ)
立教大学社会学部メディア社会学科卒業。2016年翔泳社に入社、MarkeZine・ECzineなどの広告営業を担当。2019年1月に営業組織をテクノロジーで支援するウェブマガジン「SalesZine」を立ち上げる。2020年4月、SalesZine編集長就任。ビジネスメディアの統合を担い、2026年...
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