2020年3月2日、Sales TechベンチャーRocketsが1億円の資金調達を発表。同社は、「プレリード」を管理するサービス「makibisi LIST」のサービス開発・提供を加速していく考えだ。Sales Techの情報を共有するコミュニティづくりにも意欲的な同社CEO鴻上大輔さんにサービスローンチの背景、今後目指す世界を伺った。
顧客課題から生まれた新規獲得サービス「makibisi」
――鴻上さんのキャリアと、Rockets立ち上げの経緯を教えていただけますか。
大手システム開発の会社でエンジニアとしてキャリアをスタートし、5~6年ほど勤めたあと、1年だけトレーダーをやりました。トレーダー歴は長いのですが、専業はこの1年だけ。ちょうどリーマンショックの直後くらいのことです。負けはしないけど勝てるようにもならず、またITの世界へと戻りました。そこで、現在のパートナーであるVCと出会い、スタートアップの立ち上げにエンジニア兼ファウンダーとして携わり始めました。
7~8社の立ち上げに携わるうちに、自分のアイディアでサービスをつくってみたいと考えるようになりました。会社を立ち上げたいわけではなかったので、VCとビジネスについて相談してからプロダクトの原型をつくるまで法人化はしていませんでした。出資を受け、仲間を増やしていくタイミングでRocketsを立ち上げたることとなったのです。

――どのように現在提供されているサービスが生まれたのでしょうか。
最初はHR関連サービスを提供しようと企画し、ラフデザインまですべて自分で作成したのですが、この領域でエッジを効かせることは難しい、市場を変えたほうが良いというアドバイスをVCからもらっていました。そんななか営業領域へ踏み込んだのは、ある企業から悩みを寄せられたことがきっかけでした。とあるツールを使って新規獲得にチャレンジしているものの、なかなか成果につながっていないという悩みを打ち明けていただき、そのご要望に応えてみようと、Sales Techの勉強を始めたのです。
――顧客課題からピボットされたのですね。あらためてサービスについて教えてください。
「makibisi」というBtoB営業の新規リード獲得を支援するサービスを提供しています。営業の新規獲得には問い合わせフォームからのアプローチ、メール配信のアプローチがありますが、我々の特徴は配信ではなく成果にフォーカスしていることです。各企業に合わせて専用のターゲットリストをつくり、それを確実に配信していきます。
企業情報には大きく2種類あります。ひとつは属性情報。業界、従業員数、規模、資本金などですね。もうひとつはアクティブな情報。求人広告の状況やプレスリリース配信状況、企業のさまざまな活動情報などです。このふたつをかけあわせ、顧客のためのターゲットリストをつくり始めたのがサービスの原型です。テクノロジーを活用し、各企業ごとオーダーメイドでまったくちがうリストを提供しています。

リストからアプローチをかける「配信」の部分は僕らの専用システムを使い、正確に送信しています。テレマーケティングをかけ合わせる場合などは、スケジュール調整が必要になってくるため、運用スケジュールをご相談させてもらいながら対応しています。
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宮田華江(編集部)(ミヤタハナエ)
立教大学社会学部メディア社会学科卒業。2016年翔泳社に入社、MarkeZine・ECzineなどの広告営業を担当。2019年1月に営業組織をテクノロジーで支援するウェブマガジン「SalesZine」を立ち上げる。2020年4月、SalesZine編集長就任。ビジネスメディアの統合を担い、2026年...
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