韓国発のベビーブランド「Poled」の日本総代理店を務めるコマースメディアは、TikTok Shopを活用したライブコマースを展開し、開始わずか数回で初回の10倍という驚異的な売上成長を記録しました。機能性の説明が難しい「エアラブ」などの商材を、リアルタイムの「接客」を通じて訴求することで、既存のECでは難しかった新規層の獲得に成功。未経験のチームがいかにしてPDCAを回し、成果を上げたのか。その具体的な戦略と舞台裏に迫ります。
「画像だけでは伝わらない」を突破する、TikTok Shopへの期待
━━まずは、お二人の自己紹介とPoled(ポレッド)というブランドについて教えてください。
船木 私は、Poledの品質管理やメーカーとの生産過程の調整を担当しています。日本総代理店として、お客様の声を反映した開発にも携わっています。
西塔 私はSNSを中心としたPRや販促業務を担当しています。Instagramの運用やインフルエンサー施策、そして今回のTikTok Shopを含むライブ配信の企画・進行を担っています。
船木 Poledは韓国発のベビーブランドで、主力商品はベビーカーに取り付けるクールシート「エアラブ(airluv.)」です。夏場の猛暑対策などに家族のお出かけの必需品として多くの方にご愛用いただいています。
━━TikTok Shopに注力された背景には、どのような課題があったのでしょうか?
西塔 Poledの商品は非常に機能性が高いのですが、静止画やテキスト、短い動画だけでは、具体的な使い方や良さが伝わりにくいという課題がありました。
TikTok Shopであれば、私たちの言葉で商品の使い方やこれまでのコミュニケーションでは伝えきれなかった部分を伝えられると考えました。
また、日本でTikTok Shopがローンチされた2025年6月末は、エアラブの需要が高まる春夏シーズンが重なったことも、新しいプラットフォームへ挑戦する良いきっかけになりました。
船木 普段の業務でも、お問い合わせへの回答で「商品の魅力が十分に伝わりきっていない」と感じる場面が多々ありました。ライブを通して直接お伝えでき、お客様の疑問にその場で答えられるライブ配信を、幅広いユーザーに届けられるTikTok Shopはブランドにとって非常に貴重な場になると考えました。
未経験のライブ配信、どう立ち上げた?
━━ライブコマースは未経験だったと伺っています。どのように準備を進められたのですか。
西塔 チーム全員がライブ配信に関して初心者だったので、まずは「やってみよう精神」でスタートしました。ただ、いきなり本番に挑むのではなく、まずはInstagramライブで様々なトライアンドエラーを行い、ライブ配信ではどのような質問が来るのか、それに対しどう返答するのがベストかをまとめていきました。
また進行については、外部のライブ配信者さんや外部パートナーの方の力も借りました。ショップの使い方やクーポンの案内といった技術的な部分は外部の知見をお借りし、私たちは企画や全体進行の管理に集中しました。
船木 私は、ブランド担当として実際に配信に参加しました。LIVEクリエイターさんがTikTok Shop特有の「売る流れ」を作ってくださる中、私は商品の仕様やお客様の悩みに特化して回答するという役割分担をしました。
━━いきなりすべてを自社で行うのではなく、撮影やMCなど一定のテクニックが必要な部分に関しては外部パートナーの力も借りていたのですね。配信の頻度や時間帯などは、どのように設定されたのでしょうか。
西塔 現在は月2回、平日の11時から13時の時間帯で配信しています。ターゲットである「プレママ(もうすぐ出産してママになる人)」や「0歳〜4歳のお子さんを持つお母さん」が、在宅中や昼休みに視聴しやすい時間を狙っています。
船木 1時間ほど配信を続けるとインプレッションが伸びてきて、お昼休みと重なるタイミングでおすすめに載り、一気に視聴者が増えることもありました。
「旦那さんに相談してOKもらいました!」など、お昼休みに購入したというコメントがリアルタイムで飛んでくるのを見ると、この時間設定は正しいと感じます。
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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)
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