2026年6月11日、売れるネット広告社が運営する一般社団法人D2Cの会による「『D2Cの会』フォーラム2026」が開催された。5回目を迎えた本イベントには、カテゴリーNo.1や売上100億円超のD2C企業の経営者を中心とした登壇者により、リアルな実践ノウハウが共有された。
同社の加藤公一レオ氏は、売上100億円超のD2C企業が共通して実践する仕組みを明かした。単なる認知拡大を目的としたブランディングは無意味であり、テレビCMなどのブランディング広告は、WEB広告やチラシといった「刈取り広告」のレスポンスを約1.5倍に高める「ドーピング」として活用すべきだという。さらに、ブランディング広告は上品に、刈取り広告はレスポンス重視のデザインにする「二重人格方式」を採ることが成功の秘訣だと語った。

また、広告費高騰への対策としては、TikTokでバズる動画を量産しAmazonや楽天へオーガニック検索を促すことで、広告費0円で売上を生み出すSNSハックの事例も紹介された。
北の達人コーポレーションの木下勝寿氏は、Webマーケティングの本質を語った。競合と無駄に戦わず、ターゲットにピンポイントでアプローチすることが最大の強みであり、そのためには顧客の思考回路に「憑依」するレベルの深い理解が必要だという。既存市場でシェアを奪い合うのではなく、自ら新しい市場を創出することが重要だと説明した。
加藤公一レオ氏がモデレーターを務め、ヒカル氏・入江巨之氏が登壇したセッションでは、インフルエンサーマーケティングとプロセスエコノミーが議題となった。ヒカル氏は、自身が「強烈に欲しいと思ったもの」を本音で作ることがヒットの秘訣だと語り、企業案件であっても都合の悪い部分を隠さず「視聴者ファースト」で発信することで、強固な信頼を得ていると明かした。
office Kの田岡 敬氏がモデレーターを務めたセッションでは、ユーグレナの金城煥氏、ベルタの武川 克己氏、ジェイフロンティアの中村 篤弘氏が登壇。AI導入による組織のリアルな変化を語った。大量の情報処理やルーティン作業をAIに任せることで、人間は「自社ブランドならではの独自性」の追求と、AIに対する「設計や評価の経験蓄積」に集中。少数精鋭で1人当たりの売上と利益を最大化し社員の給与水準を上げる方針などを語った。
他にも会を通じて、モール最適化のポイントやLTV向上策などの共有が行われた。
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