Salesforceは、AIエージェント基盤「Agentforce」を拡張し、セールス、サービス、コマース、バックオフィスなどの業務向けの「job-ready agents(実務対応済みのAIエージェント)」を発表した。「Customer 360」と連携し、Salesforce上に保有する顧客のコンテキストやビジネスプロセスを活用できる。
営業関連では、リサーチから顧客へのアプローチまで営業パイプラインを担当し、数週間から数ヵ月にわたって営業担当者と連携する「Hunter」、Webサイトと受信ボックスを横断してBtoB営業・マーケティングチームのパイプラインへ誘導・選別する「Piper」を用意する。この他、カスタマーサービスの「Casey」、従業員サービスの「Paige」、ショッパーの「Carter」、サプライチェーンの「Marshall」、顧客体験の「Fin」がある。なお、「Hunter」と「Marshall」の日本での提供時期は未定で、他は一般提供中である。
各エージェントは独自のオープンソース言語「Agent Script」により動作規則を設定できる。導入実績として、Engineで問い合わせの50%、Autism Queenslandで事務の70%が解決された。Perkでは営業パイプラインの60%を構築し、Hibbettではジャーニーの90%を処理した。Asanaでは対話量が4倍となり、Anthropicでは会話の79%が自律解決された。
今回の拡張では、長期間の目標追求を可能にする実行環境「long-horizon runtime(長期タスク実行環境)」が構築され、メモリや動的ステアリングを備えた。Hunterが同環境で稼働する最初のAIエージェントとなる。その他、マルチAIエージェントオーケストレーションは一般提供中であり、AIスキル機能を2026年秋、Agent Optimizerを2026年10月に一般提供する予定である。
